僕らの「絶対に負けられない戦い」が激しく冷たい雨の中でキックオフ。
試合前のウォーミングアップで寒さのあまり元気がなくなってしまった仲間もいたんです。
だから、ベストメンバーとは言い難いけれど、最後の最後まで走り続け、相手ボールを奪っては攻める姿勢をもって挑みました。
今日もたくさんの人が応援に来てくれたので強豪相手だからと言ってひるんでいるわけにはいきません。
でも、サッカーの神様はなかなか僕たちには味方をしてくれませんでした。
ボールが止まるピッチでは、僕たちの最大の特徴であるドリブルが使えません。
おまけに相手チームのパスワークはすばらしいので、ボールを奪われてしまえばピンチの連続…
後半に入ろうとした時には、2名の先発メンバーは既に試合に出られない状況でした。
ベンチはあわてていましたが、でも大丈夫。
だって…僕たちはみんなでサッカーをやって来たんだからね。
「誰かがいないから負けてしまう」「天気が悪いからダメだ」「相手が強すぎる」なんて言い訳はしません。
途中で泣き出しそうになっていた仲間もいれば、PKを外してしまった仲間もいたんです。
でも、どんな状況でも励まし合って戦い続けました。
だから、最後にサッカーの神様はご褒美をくれました。
相手チームのイレブンは負けた瞬間に号泣していました。僕らは、喜んでみたものの放心状態でした。
一緒に試合をした仲間である彼らのためにも、僕たちはまた戦います。
応援、ありがとうございました。
【第39回日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権大会U-12】
第12ブロック 準決勝 大根ラディッシュ 0-0(PK4-2) SCHフットボールクラブ