横浜国立大学からベンチのある教室へ

教育

昨日の午後…

有元典文先生(横浜国立大学教育人間科学部教授)が参観に来てくださいました。

JFAスポーツマネージャーズカレッジ神奈川サテライト講座を一緒に運営する浅川みどりさんの御縁です。

掃除の時間から帰りの会までを見学してもらいました。

ベンチのある教室で何が繰り広げられているのか。

いろんな角度から観てもらったのではないかと推察しています。

そうじをしている子どもたちの姿はどう映ったでしょう?

案外、ちゃんとやっている印象をもっていただけたのではないでしょうか(笑)

「5,6時間目は、国語と算数になってるんだけどさ、どっちからやる?」

サークルに集まって子どもたちに聞いてみました。

出てきた答えは、やっぱり「算数」でした。

やり出すと止まらない算数は、いつも終わりまで引っ張られる。

「まあ、いつものことだからいいか…」

「TTの先生はいない日だな…」

なんて思いつつ学習がスタートしました。

いつものように子どもたちは教室をウロウロするので有元先生と浅川さんもあちらこちらへ。

ベンチに座ったり、親しげに話す子どもたちに対応してもらったり…

「教室に安心感がありますね。」

有元先生から一番最初にいただいた感想です。

話をしながらボク自身が大切にしていることについて再確認…

教室は居心地のよい空間であることが絶対条件です。

安心していられる教室で子どもたちは、友だちと一緒に様々なことを学んでいく。

自分ひとりが学んでテストで点を取って気持ちよくなるんじゃなくて…

あるいは、テストで点が取れないからってガッカリするんじゃなくて…

みんなで一緒に学んで、学ぶこと自体が楽しいって思えるような空間づくりを目指している。

もちろん、ちょっとした衝突も起こるし、いろんな課題に直面します。

そんな時のボクは察しの良い大人として答えは与えないように心がけています。

見えている事実をフィードバックして、どう解決したいのかという理想の姿を考えるサポートに回る。

自分の理想に引っ張るのではなくて、子どもたちの答えを尊重するのです。

ゴチャゴチャになることもあるし、ボクの理想とはかけ離れてしまうこともあり我慢が必要ですが…

参観していただいてる間も、あちらこちらでいろんなことが起こっていて面白い光景の連続。

子どもたちの自然な姿を観てもらえて良かったなと思っています。

あ…

最後は、15分程度ですが新しい単元の導入をしたかったので、少しだけ国語の時間となりました。

帰りの会も通常通りの姿を見せてくれる子どもたち。

気がつくと有元先生もベンチに座ってくれていて、和やかに放課後を迎えました。

学校事情でゆっくりとリフレクションする時間がなかったので、また語り合えたら嬉しいと思っています。

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そうそう、著書もいただきました。

有元典文×岡部大介著 – NAKAHARA-LAB.net 東京大学 中原淳研究室

東大の中原先生も読んだことがある本の増補版、楽しみながら読みたいと思います。

貴重な御縁に感謝!

教育
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