雨は上がれど梅雨らしい雲に覆われた丹沢・大山の麓。
季節の変わり目は心身のバランスを取ることも大切ですね。
少しギアを下げて低速運転で進んでみるのも良いかもしれません。
さて…
本日の秦野市議会は文教福祉常任委員会が行われ、委員として出席してまいりました。
陳情審査に始まり、委員会質問、予算決算常任委員会(文教福祉分科会)にて補正予算質疑。
さらには第1回政策提言フォローアップが行われました。
陳情審査
令7陳情第10号
子どもたちに豊かな学びを保障するために、教職員定数改善と教育予算の増額、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情
(賛成全員で採択すべきもの)
こちらの陳情者は私も長らく所属していた中地区教職員組合です。
昨今の教育動向からして反対する点はなく、積年の教育的課題を解決するためにも賛成意見を述べました。
各委員さんからも肯定的な意見が多く全員賛成で採択すべきものとなりました。
引き続き少しでも学校現場を後押しできればと思います。
令7陳情第12号
マイナ保険証の保有の有無にかかわらず、国民健康保険加入者全員に資格確認書を発行することを求める陳情書
(賛成少数で不採択とすべきもの)
資格確認書については渋谷区や世田谷区においてマイナ保険証の有無に関わらず全員に交付するとしています。
6月の衆院厚生労働委員会において厚労相は「最後は自治体の判断」との見解を示しました。
まだまだマイナ保険証を巡っては課題も指摘されています。
当面の間、全員に資格確認書を発行するということも重要なのではないでしょうか。
コスト面や必要な方には資格確認書は発行されているという事実あります。
しかしながら、まだまだ困っている人たちへの手厚い対応も検討する価値はあるかと思います。
令7陳情第13号
マイナ保険証の有無にかかわらず、国民健康保険加入者全員に資格確認書を 発行する手続きを行わせるための対応を求める意見書を国に対して提出することを求める陳情書
(賛成少数で不採択とすべきもの)
上記の陳情と同様な案件のため採択すべきものと意見を述べました。
しかし、こちらも賛成少数で不採択すべきものとなりました。
委員会質問
教育費のうち「学校ICT推進事業費」について質問。
AI学習アプリの活用に関しては児童生徒一人当たりの予算と内容を問いました。
児童生徒1名につき、年間、税込み3,960円とのこと。
児童生徒一人ひとりが学習進度に合わせて、最適な問題に取り組むことができます。
令和の日本型学校教育が求める個別最適な学びの充実に向け、有効なツールとなっている。
もちろん、活用については各自治体においても成果もあれば課題も指摘されています。
本市においても学力の向上には一定の効果が見られるものの活用率については課題が残っているとのこと。
NEXT GIGAに向けて様々な角度から検証し、さらなる充実が期待されます。
予算決算常任委員会(文教福祉分科会)
議案第33号
令和7年度秦野市一般会計補正予算(第2号)を定めることについて
(賛成全員で可決すべきもの)
こちらの議案では「民間保育所等支援事業費」について質疑。
目的と事業効果、対象経費などの内容、今後の見通しなどを問いました。
この事業は国の「保育対策総合支援事業費補助金」が活用されています。
家庭的保育事業者と連携となる保育事業者と協力し、代替保育や健康診断などが実施されるとのこと。
「連携支援コーディネーター」は、その繋ぎ役となり、主な経費は人件費(約450万円)です。
今回は「おかのうえ保育室」と「サンキッズ南が丘こどもえん」が連携対象となります。
同じエリアにある保育施設ということもあり、様々な連携や子どもたちの交流が期待されます。
さらに、こういった国の補助メニューには常に目を凝らし有効な活用を求めたいものです。
第1回政策提言フォローアップ
こちらは令和5年3月20日提出の「議会からの政策提言書」における取組の状況報告です。
テーマは「みんなを『つなぐ』エイジフレンドリーシティに向けて」でした。
こちらで提言した内容について執行部より報告が行われました。
全世代に優しいまちづくりに向けて様々な事業が行われています。
その中でも政策提言が生かされるものが複数あるというような説明もありました。
今後は、今回の報告を受けて各常任委員会から意見や要望が提出されることになります。
明日は環境都市常任委員会を傍聴する予定です。