スッキリとした青空が広がって丹沢・大山の山々も綺麗に見えました。
自然豊かな光景に見惚れてしまいますが今日もとても暑い一日。
今日も体温ほどの気温となり秋の風はどこへやらです。
さて…
本日は隣町である中井町議会を傍聴。
【質問の主旨】令和7年第3回中井町議会定例会質問 (PDF)
1 学校の将来と生涯学習施設建設事業を問う
加藤 久美 議員
中井町が今後も持続的に発展し、子どもたちの将来を明るくするためには、適正な規模で安全・快適な学校施設を整備することが欠かせません。子どもたちが“通いたい”と思える学校環境こそが、地域に人を呼び、定住や子育ての後押しにもつながります。令和2年に策定した「中井町公共施設長寿命化計画・学校編」によれば、町の学校施設は 20施設中、18 施設が築40年以上経過し、老朽化が進んでいます。
そうした中、町では、築 42年の農村環境改善センターに代わる生涯学習施設建設事業が急ピッチで進められています。少子高齢化が進む小規模自治体にとって、巨額の費用を必要とする公共事業は住民生活全体に影響を及ぼす可能性が高いため、町民への適切な説明責任と合意形成が不可欠です。現在進められている生涯学習施設建設事業と将来の学校との兼合いに関し、質問します。
1 小中学校統合や小中一貫教育など少子化を踏まえた将来の教育環境、学校施設のあり方について町の方向性は。
2 生涯学習施設建設を含めた比奈窪 56プランの総工費を具体的にお示しください。
3 学校施設より生涯学習施設の建設を優先している理由とその判断根拠は。
2 生涯学習施設の機能とその運営体制は
関野 達夫 議員
現在進められている生涯学習施設建設事業は、生涯学習活動の拠点として町民等が生涯にわたって、楽しく学び、憩い、寛ぎ、交流し、心豊かな時間を過ごすことができる環境を提供する施設です。
私たちの町の暮らしには、様々な課題があります。例えば「コミュニティの希薄化」・「子育てや介護が生む孤立」・「居場所や出番がない子ども」・「国籍の違いや障害の有無などによる分断」などです。地域の抱える課題を解決していくために、地域活動や住民活動を豊かにしていくことが求められています。
そこで、新しい生涯学習施設の運営等について、伺っていきます。
1 図書とのふれあいが多くできる図書館とは。
2 地域の抱える課題解決も踏まえた施設運営体制は。
3 より多くの町民等に利用してもらうため、企画・運営・管理の専門職配置の考えは。
4 基本理念に基づいた交流拠点をどう実現するか。また、町民が納得できる事業の進め方は。
3 水害からの復旧と今後の防災・減災対策は
武井 一紀 議員
昨年8月29日から30 日にかけ、台風10号による暖かく湿った空気の影響で町内では、豪雨となり土砂崩れが多発し、中村川や藤沢川は護岸を削られたまま復旧せずに今日に至っている場所もあります。再びこうした豪雨に見舞われたら河川周辺の住民は不安であり、さらなる被害拡大も懸念されます。
また本年も既に、国内各地で豪雨による甚大な被害が発生しており、11 月頃までは、台風や線状降水帯、ゲリラ雷雨などによる水害に注意が必要です。山間部や民家周辺の排水路の点検や清掃を定期的に行い、豪雨による水害を最小限に抑える必要があります。
そこで次の3点について伺います。
1 土砂崩れの復旧状況と再発防止に向けた取組は。
2 豪雨により地盤が削られた河川の護岸整備は。
3 住民参加の防災、減災対策は。
4 インター周辺の整備と地域活性化への展望は
多田 勲 議員
東名高速道路秦野中井インターチェンジ周辺の秦野中井インターチェンジ南土地区画整理事業及び中井町諏訪地区土地改良事業は、計画の半分以上が終了し、現在も着実に進められております。現在、両事業は実施の途上にあるものの、物価高騰による資金計画、地域の声の反映といった課題等が残されており、今後の対応が求められる状況です。
また、事業の終了が近づく中で、終了後の町づくりや企業誘致、周辺地域活性化といった将来展望について検討する段階に差し掛かっています。
そこで、現在の両事業の進捗状況と課題を確認するとともに、終了後の町づくりに向けて町が目指す方向性や具体的施策について、明確な考えを伺います。
1 土地区画整理事業の進捗状況と地域住民の意見・要望の反映状況は。
2 土地改良事業における農業の担い手不足対策と地域農業への影響は。
3 両事業終了後に期待される効果(企業誘致・定住促進等)や発生が予想される課題についての認識は。
4 両事業地域において、ICT環境やデジタル基盤の整備をどのように進めていく考えか。
5 生涯学習施設建設事業の検討経過と今後の財政状況の見込みは
尾尻 孝和 議員
生涯学習施設建設事業は、2017年に「計画の一時見合わせ」が発表され、その時の報告では「財政状況も逼迫していることから、計画を一時見合わせることとし、インター周辺の産業拠点の形成に伴う税収が見込める令和6年度より再検討を行うこととしました」とのことでした。
2023 年 12 月、議会に「改善センターの更新」に取り組むべく、「庁内での検討を進めている」との報告がされました。この年に合計12回の庁内検討会議がもたれたとのことでしたが、これまでの検討経過と今後の見込みについて伺います。
1 2017年の財政逼迫の状況とは。
2 2023年に事業再開を判断したが、インター周辺の産業拠点の形成に伴う税収が見込めるようになったのか。
3 2023年の庁内検討会議で町財政と他の事業との整合性についてどのような検討が行われて、生涯学習施設建設事業に取り組むことに至ったのか。
4 2023 年の報告では事業規模は 15~20 億円程度の見込みだったが、今年3月議会では5年間の総事業費で40億円程度との答弁だった。現在実施している他事業、これから取り組む他事業との整合性も含め、今後の町の財政状況の現時点での見込みは。
本日はここまで。
6 生涯学習施設建設に伴う町民理解を
曽我 尚人 議員
町にとって一大事業である生涯学習施設建設が進んでいます。しかし、町民の理解は中々進んでいないように感じます。先日開催した、有志議員3人による報告会でも、「概要・進捗を説明して欲しい。」「最終的にいくらになるのか。」「他事業とのバランスは取れているのか。」など、参加者から不安の声が聴こえてきました。
一大事業であるからこそ、町民の理解が必要であります。以上のことから2点質問します。
1 今回、建設に向けた検討委員会を設置せずに、わいがやサロンや未来の比奈窪デザインサ
ロン・未来の比奈窪閲覧室で町民から声を聴く手法をどのように評価しているか。
2 町民への周知・理解はどの程度進んでいると感じているか。また地域説明会を開催する予定は。
今回の質問では「生涯学習施設」について注目が集まっておりました。
町にとっては大事業でもあり町民への丁寧な説明や今後の財源について心配の声が上がりました。
同じような話は特に人口減少が激しい複数の自治体で聞いたことがあり、とても考えさせられました。
公共施設の老朽化と改修や新設、複合的な視点で慎重に考える必要がありそうです。
進行も含め学び大きく時間となりました。
明日は、いよいよ秦野市議会第3回定例月会議が開会します。