連日猛暑日が続く丹沢・大山の麓。
いつになったら爽やかな風が吹くのでしょうか。
さて、本日の秦野市議会。
定例であれば議員連絡会の日となりますが、本日は臨時会も開かれました。
副市長に関わる人事案件が審議され無記名投票により賛成13名、反対10名で可決。
9月より現副市長に代わり新たな副市長が就任することになります。
本市では事務系と技能系を担う副市長2人制を採用しています。
「従来通り2人制を堅持することは市政にとって本当に良いことなのか?1人で良いのでは?」
というような声もあっての今回の結果だと受け止めています。
たしかに多種多様な難題がある中で参謀が複数いることは重要なこと。
ですが効果検証がないままに前例踏襲をするようなことになっていることもあるように思います。
ちなみに…
本市では副市長2名に加えて部長19名、参事兼課長45名、課長45名という構成にもなっています。
性別を問わず、若手からベテランまで幅広い世代の様々な個性や特長を持つ職員の性格・能力・実績をしっかりと見極め、職員一人一人の力を最大限引き出し、他団体との人事交流も含め、組織を活性化させることができる人事配置
https://www.townnews.co.jp/0610/2024/03/29/726328.html
とのことですが「役職の上位層が多すぎる」との指摘もあります。
豪雪地帯の家屋では適切な雪下ろしが必要です。
建物の土台を圧迫するような重たい雪を放置すると家屋は崩れてしまうのです。
同じように上の役職が増え続けると組織は肥大化し動きづらくなることがあります。
家屋を支える基礎や柱の本数や強度、つまり組織の形を見直す必要はないでしょうか。
市役所職員は1000名を超えています。
その力が最大限に発揮される形になっているのであれば良いのですが…
本来ならば最前線となる若い世代の充実を図ることも重要なことだと思っています。
近年では教員と同様に公務員試験の倍率は全国的に低下傾向です。
人口減少社会なのに行政サービスの負担は増すばかりという厳しい現実…
少子高齢化への対応等に加え、公共施設の維持・更新という課題も抱えています。
困難な時代を乗り越えるためにも引き続き組織形態の見直しにも着目してまいります。