令和7年第1回定例月会議一般質問(第2日)

今日も春の陽気となった丹沢・大山の麓。

市内では河津桜が葉桜となり、おかめ桜が見頃を迎えています。

ソメイヨシノの蕾も少しずつ膨らんでいるようです。

さて…

本日の秦野市議会は第1回定例月会議一般質問の第2日。

私たちの会派からは原聡議員と田中めぐみ議員が登壇。

以下の質問を行いました。

原 聡 議員
1 援農ボランティアについて
2 中学校給食について

「子ども一人ひとりの声を聞くために学校給食アンケートを実施してほしい」

私たち「ともにつくる秦野」が執行部に対して強く要求していることです。

アンケートが「市民総ぐるみによる日本一おいしい給食」へ繋がると信じているからです。

さらに言えば市民教育へとも繋げることが十分に可能です。

ところが、答弁はつれないものでした。

「アンケートの重要性は認識している」にも関わらず…

教職員の多忙化を盾に「⚪︎月⚪︎日までに全員からアンケートを取る」とはなりませんでした。

「はじめに子どもありき」

子どもたち一人ひとりの声を聞くことは教育活動の基本です。

このことは教職員の皆さんも十分に理解していると思います。

目の前の課題を子どもたちがどう捉えているのかを観察しながら教育活動に励んでいるはず。

しかし…

教職員の声が子どもたちの声よりも優先されているとしたらどうでしょうか。

いわゆる大人の事情によって教育活動が行われているのだとしたら…

極めて受動的で何でも他者の責任にする子どもたちばかりになるでしょう。

そんな教育活動が良いと思うような教職員は極少だと考えます。

子どもたちの声を聞く最も簡単な方法はアンケートです。

既に日本中の学校で「学校評価」や「いじめ防止アンケート」などを実施しています。

今ではタブレットを活用したデータ収集・集計・分析も簡単にできるようになりました。

アンケートを取る時間は食育などの学びに絡めればいいだけの話。

一人一台のタブレットですから一斉にやる必要もなく隙間時間で回答できる。

調査することで食品残渣や不登校との関連性を見出せる可能性もある。

食べることは身近なことであり、一人ひとりの意見も表明しやすい。

「栄養士が子どもたちの声を聞いたり、試食会で保護者にアンケートをとったりしている」

一部の声を聞くだけでは不十分ではないでしょうか。

全員によるアンケートは「自分たちの学校は自分たちでつくる」という姿勢にも繋がります。

エビデンスに基づいた教育活動の充実をお願いしたい。

今後も「子どもたち一人ひとりの声を大切にする学校づくり」を目指して声を上げてまいります。

田中 めぐみ 議員
1 市民の安全・安心のための保全について
(1)教育施設について
(2)インフラ整備と公園について
(3)公共施設保全計画について
2 地域の防災について
3 魅力あるまちづくりと組織体制について

建設から約50年を経過するような教育施設も多くあります。

私が子どもの頃に完成した校舎や体育館がほとんどではないでしょうか。

経年劣化によって教職員が対応に当たらなければならないこともあります。

学校現場にいた頃には校務整備員さんたちと一緒に修繕をしたものです。

ところが市職員だった校務整備員さんたちは減らされてきた経緯があります。

新規事業についても未来への投資であり大切なことも理解はできますが…

今現在、本市に住む人たちの安全を確保することは最重要だと考えます。

予算配分についても再考すべき点もあるのではないでしょうか。

公共施設保全計画がより有効に活用されることも期待したいと思います。

一般質問3日目は、こども園卒園式の翌日18日(火)に行われます。

今週もお疲れさまでした。

【秦野市議会中継】
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