昨日の土砂災害から一夜明けた弘法山の麓。
早朝から近所の皆さんが崩落現場を確認にやって来ました。
天気予報を見る限り午前中は晴れそうなので作業の相談などをしています。
いつも多くの実をつける果樹畑も土砂崩れ。
この下に駐車場があり一台の車は昨日の雨で20mほど流されて止まっています。
タイヤ部分まで泥に埋まっているためレッカーの手配をされていました。
いつも近所の人たちが散歩も楽しむ山道も土砂で埋まって通行不能になっています。
こちらの斜面の下が北矢名中尾地区となります。
山の斜面から大量の水が流れたことが分かります。
中尾より山を北へ越えた田中の奥に沢があります。
その昔は、秦野町へも抜ける道として重要な箇所。
こちらは舗装の下が大量の水が流れたようでえぐられており危険な状況に。
地域に住む農家の皆さんに案内されながら居合わせた県議と共に更に奥へ。
畑や田んぼがあり、果樹栽培も行われているエリアです。
梅の木が植えてある面が下にあるキウイ畑へと落ちています。
自興院さんでは裏山が崩れ泥水が本堂へ流れてしまったのとこと。
晴れているうちにと多くのボランティアの方たちが片付けをしてくれていました。
非常に蒸し暑い中、皆さんありがとうございます。
鶴巻方面では石座神社周辺で畑の土砂が流出するなど被害が出ています。
こちらでも自治会の皆さんが集まり片付け作業を実施。
天気予報を見ながらの少しでも片付けようと集まってくださったとのこと。
今日も小田急小田原線は伊勢原駅〜秦野駅が終日運休。
鶴巻温泉、東海大学前には2日連続で電車が来ないという状況となりました。
秦野に住んで半世紀、初めて見る光景に愕然としてしまいます。
それでもありがたいと思ったのは代行バスが頻繁に出発していたことです。
神奈中バスのみならず、小田急観光、神田交通、シティアクセスのバスも投入されていたようです。
国道246号線も善波トンネル脇の崩落で通行止めですから助かります。
最後に確認したのが大根川。
大雨が降るとあふれてしまい駅前方向の低地へ水が流れ出てしまいます。
昨日も床上・床下浸水が出てしまい、今日も各店舗など片付けと対策に追われておりました。
今日も地域を歩き回りながら多くの人たちと情報共有をさせていただきました。
今後の対策などに生かせたらと思いますが、今夜、そして明日とまだまだ予断を許しません。
東名高速道路の通行止めも解除されるなど日常が戻ることを願うばかりです。
皆様、引き続き安全第一で行動を!