朝は曇り空でしたが時間が経つにつれて青空が見えてきた尾張の国。
名古屋駅から在来線に乗って三河方面へ。
数年ぶりに刈谷市へと足を踏み入れました。
本日のテーマは「小中学校体育館空調設備整備事業」
小中学校の体育館に空調設備を設置する意義は大きく2つ。
まずは「児童生徒の教育環境の充実」
気温の高い夏場の体育館は熱中症のリスクもあります。
冬は寒いこともあり集会活動などにも支障をきたすことがある。
国の交付金制度なども活用して校舎には冷暖房が設置されています。
ところが体育館で空調設備を目にすることは珍しい。
夏は涼しく、冬は暖かいのであれば体育の授業なども安心して実施できます。
学校行事や部活動などでも活用シーンは増えそうです。
もちろん、地域のスポーツ団体や自治会などが利用する時にも助かります。
また、学校には避難所機能があるところが多いので防災の観点からも有効。
刈谷市は都市ガス、プロパンガス併用のGHP方式を採用しています。
災害発生時に都市ガスの供給がなくてもプロパンガスの運転に切り替えられる。
さらに電源自立型の室外機が設定され、停電時も安心の仕様となっています。
災害発生時、体育館のトイレなど一部の照明を継続して利用できる点も安心です。
整備事業にはもちろんお金がかかります。
刈谷市の場合、令和4年度実績では710,516千円とのこと。
(内訳 学校施設環境改善交付金 93,984千円、市債611,900千円)
設置後も維持管理が必要なので、それなりのコストがかかります。
秦野市でもすぐに設置できればとは思いますが簡単ではなさそうです。
何よりも財源をどうするか。
各小中学校の校舎なども耐用年数からして建て替えや補修も必要です。
今後の人口動態を考えた時に数十年先には統廃合もあるでしょう。
多くの条件を加味しながら多角的な検討が必要になると思います。
学校設備なども多くの皆さんと意見を交わしながら改善に繋げたい。
今回の所管事務調査では守口市、大垣市、刈谷市を視察。
それぞれの町の成り立ちをイメージしながら多くのことを考えました。
地域の歴史、文化、伝統、産業、暮らし…
一筋縄ではいきませんが、その土地ならではの個性を大切にしたいものです。
委員の皆様、議会局の皆様、そして対応してくださった各市の皆様。
本当にありがとうございました。
引き続き未来のまちづくりについて学びを広げようと思います。
この先の秦野へ