二市組合議会第3回定例会

二市組合議会第3回定例会

10月だというのに気温が30度を超えた丹沢・大山の麓。

市内の各小学校では月末に向けて運動会の練習も行われいていますが心配も尽きません。

子どもたちだけでなく教職員の皆さんも水分補給をしながら進めてほしいと思います。

さて、本日は「二市組合議会(秦野市伊勢原市環境衛生組合)第3回定例会」へ出席。

9月の役職改選で議員となりました。

環境都市常任委員会と共に新たな分野へのチャレンジでもあります。

本組合は、秦野市と伊勢原市が、ごみ処理施設、及び葬祭施設(火葬場)の管理運営を共同で行うため、地方自治法に基づき設立した一部事務組合(特別地方公共団体)です。
組合議会の議員は、構成団体である秦野市及び伊勢原市の市議会議員の中から選ばれ、秦野市議会から6名、伊勢原市議会から4名の合計10人で構成されています。
組合長は高橋昌和秦野市長、副組合長は萩原鉄也伊勢原市長が務めています。

開会後、本市の小菅基司議員が議長に指名され議事に移りました。

議案等

まずは議案審議です。

秦野市議会第3回定例月会議のように令和6年度の決算からスタート。

その他、以下のような議案について審議され、それぞれ認定、原案可決、同意となりました。

議案第10号
令和6年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計歳入歳出決算の認定について
認定(賛成全員)

 議案第11号
 秦野市伊勢原市環境衛生組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例等の一部を改正することについて
原案可決(賛成全員)

 議案第12号
 指定管理者の指定について
原案可決(賛成全員)

 議案第13号
 令和7年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計補正予算(第1号)を定めることについて
 原案可決(賛成全員)

 報告第1号
 令和6年度秦野市伊勢原市環境衛生組合会計継続費精算報告について
 報告

 議案第14号
 秦野市伊勢原市環境衛生組合監査委員の選任について
 同意

初めての組合議会でしたが概要をつかみやすかったのは、昨年度、各施設を視察させていただいたおかげです。

それぞれの施設の状況を思い出しながら各議案について考えることができ助かりました。

改めて感謝申し上げます。

一般質問

川添康大議員(伊勢原市)
1 栗原一般廃棄物最終処分場について

続いて行われた一般質問では「栗原一般廃棄物最終処分場」に関する内容が取り上げられました。

初めて小学校教諭として教壇に立った平成初期、学区にある栗原で大きな話題となっていた処分場。

聖峰の下にある処分場は栗原地区にあり、処分場から流出する水や土砂災害に懸念が示されていました。

事あるごとに保護者や地域の皆さんと話をしたことを思い出しながら聞き入りました。

焼却灰埋立ては平成5年5月から令和6年3月まで。

以降も埋立地に浸透した雨水の処理を継続し環境保全に努めています。

しかし、こちらでも懸念されるのが近年の線状降水帯等による大雨被害です。

実際に昨年8月の大雨では敷地内でも土砂崩落があり復旧工事が行われています。

地震も含め処理施設が損傷すること念頭に置かねばなりません。

気になったこと

高齢化率の上昇によって火葬場の稼働が追いつかない可能性があります。

秦野斎場でも設備の増強が計画されていますが、それでも追いつかなくなる時代がやって来そうです。

他市町との広域連携にも課題が残ります。

また、ゴミ処理の問題についても収集に手が回らなくなることもありそうです。

クリーンセンターはあれど運び手が不足してしまうのではないかと心配もあります。

さらには施設の老朽化や維持管理はますます大変になってくるとも想定されます。

秦野市と伊勢原市、二市の知恵を絞って課題に向き合っていきたいものです。

本日もお疲れさまでした。

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