丹沢・大山の麓を貫く善波トンネルが通行可能となった月曜日。
発災から2週間で復旧するのは応急措置とはいえ驚きです。
先日の小田急電鉄と同様に国土交通省を中心とした皆様に感謝申し上げます。
とはいえ…
市内には山沿いを中心に通行止めの看板もあります。
今回の災害復旧には時間がかかることも覚悟したほうがよさそうです。
先週になって知った名古木の棚田へも足を運んでみました。
こちらへ東側から入る道は完全に崩落して近づけずUターンしてメインルートからとなりました。
田んぼの8割方が土砂で埋まってしまったのこと。
残った稲が刈られて稲架掛けされている姿を見て何ともやるせない気持ちになりました。
我が家のルーツも米農家ですから…
弘法山周辺がいちばん降った今回の大雨。
2度の浸水被害に見舞われた地域もあります。
8月30日の朝は山の斜面崩落によって土砂を大量に含んだ泥水が住宅地にも流れ込みました。
その時にあちらこちらで使われた土のうが今でも積み上げられています。
大根鶴巻地区では、こうした光景をあちらこちらで目にします。
まだまだ台風シーズンは続くので予断は許しません。
高台にある住宅地方面からの大量の雨水、斜面崩落による土砂が流れ込んだ交差点。
こちらはマンホールの周辺が浮き上がり道路が陥没した箇所です。
昨日から修復工事が始まり中から泥水でポッキリと折れてしまった管が取り出されました。
その交差点も本日の午後には舗装工事まで完了し通行可能になりました。
地域の皆さんも早急な対応に驚いていましたが本当にありがたいことです。
秦野市役所内で建設部やくらし安全部を中心に対応に追われています。
想定外の大きな被害ですから取り扱う案件が多すぎます。
おそらく様々な復旧に向けたアクションが庁内の至る所で行われていると推察されます。
私自身は、長野で被災した2019年台風19号の経験が生かされていると感じています。
直接被害に遭われた方たちや対応にあたる市職員や関係者のメンタルも心配です。
この状態はしばらく続くかと思いますが、乗り切るためにも協力は必須。
意識して休むことや可能な限り日常を取り戻すことも重要となります。
そして…
それぞれの立場でやれることを無理なくやることかと思います。
普段通り暮らしている人がいることも全体の余裕を生むためにも大切なこと。
可能な限り合間を縫って引き続き情報収集に努めたいと思いますが…
第3回定例月会議の期間中なので、そちらにも集中したいと思います。
皆さん、本当にありがとうございます。