令和7年12月第4回定例月会議一般質問(第2日)

令和7年12月第4回定例月会議一般質問

昨夜、青森県三八上北地方を震源とする最大震度6強の地震が発生。

朝のニュースでも大々的に報道され「北海道・三陸沖後発地震注意情報」も発表されました。

地震の発生から1週間、大規模な地震の発生に注意が必要です。

揺れを感じたり津波が発生したりした場合は、すぐに避難を心がけたいものです。

日頃からの備えを見直すことも忘れないようにしたいものです。

さて…

本日の秦野市議会は一般質問の第2日。

会派「ともにつくる秦野」からは原聡議員・田中めぐみ議員も登壇。

私は本日最後の登壇者となりました。

要旨をご報告します。

1 学びの基盤プロジェクトの現在地について

スタートから数年が経過した本プロジェクトの現在地を問いました。

⾮認知能⼒育成の評価は?

モデル校の生徒を追跡調査した結果、「協調性」のスコアが大幅に向上した。また、モデル校の不登校出現率も、プロジェクト開始時の9.4%から6.8%へと大きく減少しており、子どもたちの心の安定に繋がっている。

非認知能力には、いくつかの要素が示されていますが、その中でも協調性のスコアは大幅に向上。

子どもたち同士がお互いの存在を大切にしていこうとする姿勢は学級の雰囲気をよくします。

よって不登校出現率が減少するのもうなずけます。

学⼒向上の評価はどのようか?

非認知能力へのアプローチを継続した結果、モデル校の中学3年生において、国語・数学ともに平均正答率が初めて全国平均を超えました。同様の取組を実施している全国13の⾃治体の経年変化と同様に、国語、算数・数学ともに、学⼒が低い層、学⼒が中間の層、学⼒が⾼い層のどの層においても学⼒レベルが向上。

学習方略の工夫によって非認知能力の高まりへと繋げていくことにもチャレンジ。

今のところ成果が出ているようですが、なんでもかんでも学校任せになるのはつらいもの。

しっかりと外遊びができ、時間的な余裕があることも子どもたちとっては大切な要素です。

授業改善の評価はどのようか?

データ活用により、先生方の授業も「教え込む授業」から「子どもたちが自ら学ぶ授業」へと改善が進んでいる。

元々、小学校という現場にいたこともあり定量的なデータはテストの点数などに頼りがちでした。

そこに、子どもたちへの質問を通して非認知能力を数値化していくことは有益だと考えます。

先生の主観だけでなく、客観的データも参考にして子どもたちと向き合うことは大切です。

今後の取組はどのようか?

最優先課題は「子どもと向き合う時間の確保」とのこと。スクールサポートスタッフの導入や校務のデジタル化(整備状況 全国11位)で業務改善を進めている。今後は「(仮称)秦野ふるさと科」など特色ある教育課程を編成し、各校と協働して「勉強がわかる、学校が楽しい」学校づくりを目指す。

「子どもと向き合う時間の確保」は長年に渡り学校現場で言われていること。

校務のデジタル化は全国11位の整備状況を誇るということには驚きました。

特色ある教育課程の編成にも期待したいと思います。

意見・要望

学びの基盤プロジェクトには一定の成果が出ているということが分かります。

とはいえ、現場の先生たちと十分に協議を重ねながら検証を重ねて欲しいと思います。

継続するためには、適切な予算確保と予算執行も重要となります。

ハードではなくソフトになる学びの基盤プロジェクトが充実したものになるように期待します。

2 プロスポーツとの連携について

包括連携協定に基づくこれまでの成果と課題は何か。

湘南ベルマーレの「J2降格」という環境変化を市はどう捉え、今後の連携を問いました。

「包括連携協定」の成果は?

幼児・小学生向けのサッカー教室やイベント開催、ホームゲームへの市民招待、「おいしい秦野の水」コラボボトルによるPRなどを実施。また、連携の拠点となる「はだのスポーツビレッジ」の整備も進んでいる。

できることから着々とやって来たということが分かります。

「はだのスポーツビレッジ」についても建設が進行中で来年度の7月には共用開始予定です。

地域密着を掲げるベルマーレとの連携は着実に行われてきたと考えています。

「包括連携協定」の課題は?

協定締結後、新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、対面での連携事業などが限定的にならざるを得なかった点が課題。

たしかにコロナ禍の影響はあったことでしょう。

それでも最近はスポーツを楽しむ機運が高まって来ているとのことですから更に推し進めたい。

そんな思いに水を差したのが次の質問です。

J2降格が本市に与える影響は?

降格による市への悪影響は直ちにはないと考えて。過去にも逆境を跳ね返してきたクラブであり、苦しい時こそ「人の支え、街の支え」が必要。

降格による市への悪影響は直ちにないというのはどうでしょう。

湘南ベルマーレの組織に揺らぎが見られる今、的確な情報収集は欠かせないはず。

しっかりと適切に連携をはかるように全庁的に目配りをしてほしいと感じています。

今後の連携はどのようか。

クラブ側も原点回帰して地域振興に力を入れる意向。「はだのスポーツビレッジ」を核心拠点として、ピンチをチャンスに変えるべく、これまで以上に連携を深めていく。

J2降格によって地域のベルマーレ愛が薄まる可能性は否めません。

今後、J2暮らしが長くなってしまった場合、連携にも少なからず影響が出てきます。

だからこそ、ベルマーレを支える施策は必要です。

意見・要望

厳しい状況にあるチームを行政と市民が一体となって支える姿勢は大切。

J2で集客力が落ちるであろうスタジアムに行くこと。

より秦野をアピールすること、はだのスポーツビレッジを活用することは大切だと思います。

「秦野と共に再びJ1へ!」

そんなメッセージを添え質問を終えました。

一般質問を終えて

今回は2項目に絞っての質問となりました。

それぞれ、もう少し予算について突っ込んだ質問を入れたほうがよかったと思っています。

スポーツと教育の分野は専門領域ということもあり熱がこもります。

しかし、より多くの皆さんに分かりやすい言葉で伝わったのか気になるところです。

数日後には録画が配信されるので視聴して改善点を見つけたいと思います。

皆様からのご意見もお待ちしております。

本日もありがとうございました。