日本海側を中心に大雪のたよりが届いています。
割と温暖な丹沢・大山の麓でも冷たい風が吹くほどに寒さを感じる金曜日。
本日は午前中に登庁し第1回定例月会議の準備を行いました。
昼食を挟んで南公民館へ移動。
会派「ともにつくる秦野」として私立保育園長会の皆様と意見交換会を初開催。
私たちは「こどもどまんなか」を掲げており、子育て支援や教育へのアンテナを広くしています。
少子化を迎える中で本市の子育て施策についても様々な意見も持っています。
そのような中で現場の声を聞かせていただくことは、とても重要な機会となります。
いろんな意見が出た中で気になったことについて概要だけ記します。
1 保育士の確保について
どこの自治体でも保育士の確保には相当の苦労があります。
せっかく施設があっても保育士が足りなければ定員上限までの子どもを預かることはできません。
近隣では自治体と園が一体となって募集をかけているところがあります。
そのような中で本市の取り組みはどうでしょうか。
給与面についても初めから違ってしまえば、補助金などをプラスしたとしても来てはくれません。
「給料がいい」「残業がない」「通勤が楽」というような都心とは格差が生じてしまいます。
補助金を貰えば何年間かは働く義務が生じます。
そんなこともあり、待遇の良いところを求める場合には申請しない。
そういった面もあり保育人材の確保には難しい点もあるようです。
では、どうするか?
本市独自の…
どこもやっていないような大胆な施策についてアイデアの共有もありました。
2 本市の特徴を活かした保育と教育との連携について
「名水」や「森林資源」に恵まれた本市の特徴を活かした保育とはいかなるものでしょうか。
地域によっては水の硬度も違うことから、その特徴を活かせないかという話もありました。
そのような発想はなかったので面白いと感じました。
「はだのっ子」という言葉が使われますが、これはいったいどんな子ども像なのか。
民間園も含め共有すべき教育ビジョンの必要性も再認識。
私たちの会派でもこれまで何度も「こども」に関わる部局間の連携について要望をしてきています。
保育と教育の連携は欠かせない問題なのではないでしょうか。
3 ひとりのこどもに複数のネットワークを持つことについて
先ほどの部局間の連携についても様々な観点で指摘がありました。
特に「保育こども園課」と「障害福祉課」の連携はインクルーシブな保育には欠かせません。
さらには「こども家庭支援課」も関わって対象となる子どもを支える必要に迫られることがあります。
チームカンファレンスを機能させるためにも庁内の連携が欠かせません。
ところが残念なことに、庁内の1箇所に「こども」に関わる部局は集約されてはいません。
その不便さは現場からも指摘されている通りですから、今後も議会で声を上げ続けたいと思います。
本日は、寒い中、多くの皆様にご参集いただき、ありがとうございました。