今日も朝から秋の心地よい風が吹いた丹沢・大山の麓。
最高気温が20度台となり過ごしやすくなりました。
本日の秦野市議会は一般質問の3日目、最終日の登壇者は4名です。
今日も各議員から様々な分野の質問が飛びました。
やはり気になるのは、小・中学校の環境整備の話。
今回の一般質問では複数の議員が空調設備について言及。
以下に全国の状況と課題を簡単にまとめておきます。
小中学校の空調設備整備:全国の状況と課題
我が国では気候変動による猛暑の影響で小中学校の空調設備整備が急務となっています。
文部科学省の最新データ(2024-2025年)に基づき、全国の公立小中学校の状況をまとめます。
整備率について
普通教室の全国設置率は99.1%とほぼ完備。
一方、体育館等の設置率は22.7%と低く、地域格差が目立ちます。都道府県別では、東京都が92.5%と高水準ですが、佐賀県や岩手県は1%未満。市町村レベルでも財政力による明らかな差異があります。
公立学校の体育館等における空調(冷房)設備の設置状況調査
https://www.mext.go.jp/content/20250623-met-sisetujo-000043167_01.pdf
整備の課題について
近年、35℃超の猛暑日が増加し、学校での健康被害が懸念されています。
空調整備は児童の安全確保だけでなく教職員の健康的な職場環境にも不可欠ですが、エネルギー消費増大によるコスト増も課題となるので断熱改修ということも考える必要がありそうです。さらには避難所機能強化の観点からも重要な設備です。
国では空調設備整備臨時特例交付金を用意し設置費用の半額補助を実施し、2035年までに体育館等の95%整備を目指していますが、財政格差と老朽化施設の増加、財源に乏しい自治体には難題です。
公立学校施設の空調(冷房)設備の今後についてhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/mext_00943.html
本市においても「みらいの学校整備指針」も念頭に慎重かつ十分な検討をし、無駄な予算とならないよう丁寧な計画と実行が求められます。
全ての一般質問を終え、残すは最終日のみとなりました。週末は毎年恒例のたばこ祭りが行われます。
私たち議員もパレードに参加しますので、見かけたら是非お声掛けください。