令和7年6月第2回定例月会議(最終日)

令和7年第2回定例月会議(最終日)賛成討論

梅雨らしい空模様となった丹沢・大山の麓。

ポツリポツリと雨が降り出す前に独特の匂いを感じて嬉しくなりました。

適度な雨量で大地を潤してほしいと思います。

さて…

本日の秦野市議会は令和7年6月第2回定例月会議の最終日です。

議会運営委員会・予算決算常任委員会に続き本会議が行われました。

本会議

議事の整理上、各常任員会に付託されたものをまとめて質疑、討論が行われました。

予算決算常任委員会付託分

議案第33号
令和7年度秦野市一般会計補正予算(第2号)を定めることについて
(賛成全員で原案可決)

議案第34号
令和7年度秦野市公共下水道事業会計補正予算(第1号)を定めることについて
(賛成全員で原案可決)

総務常任委員会付託分

議案第29号
動産の取得について
(賛成全員で原案可決)

議案30号
動産の取得について
(賛成全員で原案可決)

議案第36号
工事請負契約の締結について
(賛成全員で原案可決)

令7陳情第9号
地方財政の充実・強化を求める意見書を国に提出することを求める陳情書
(賛成全員で趣旨了承)

令7陳情第11号
日米地位協定の抜本改定を求める意見書を国に提出することを求める陳情書
(賛成多数で趣旨了承)

こちらの陳情について会派「ともにつくる秦野」から古木勝久代表が登壇。

私たちは、陳情を採択すべきという立場であり趣旨了承に収めることについて反対

昨今の国際情勢を鑑みて趣旨了承とするような意見が大勢を占めました。

協定締結から60年を経過しても今なお続く日米地位協定は見直す必要があるのではないでしょうか。

文教福祉委員会付託分

令7陳情第10号
子どもたちに豊かな学びを保障するために、教職員定数改善と教育予算の増額、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める陳情
(賛成全員で採択)

こちらは教職員の時代から毎年のように出ている陳情です。

本議会からも意見書を出す方針が示され下記の委員会提出議案でも話し合われました。

令7陳情第12号
マイナ保険証の保有の有無にかかわらず、国民健康保険加入者全員に資格確認書を発行することを求める陳情書
(賛成少数で不採択)

本陳情には、会派「ともにつくる秦野」を代表して以下のように賛成討論を行いました。

政府はマイナンバーカードと一体化したマイナ保険証の普及を進めており、その優位性として医療情報の正確な連携による質の高い医療提供や、確定申告の簡素化、各種行政手続きのオンライン化などを挙げています。これらの利点は、デジタル社会の推進において非常に重要であり、私たちもその方向性自体には概ね賛同しております。

しかしながら、マイナンバーカードをつくる・つくらないは任意であり、その優位性が真に発揮されるためには、国民が安心して利用できる環境も不可欠です。現時点では、マイナ保険証に関する国民の不安や懸念が払拭されたとは言い難い状況がまだまだあるようです。報道等でご存じのとおり、マイナ保険証については、「システムトラブルや情報漏洩への懸念」「利用方法への不安」「国民への周知不足」が指摘されています。特に高齢者や障害者の皆さんを中心に、マイナ保険証の操作方法や医療機関での利用方法、戸惑いの声も聞かれます。マイナンバーカード更新手続きやパスワードの紛失で困ってしまい各自治体窓口でも対応に追われる現状もあります。

こうした中、東京都の世田谷区や渋谷区では、マイナ保険証の保有の有無にかかわらず、国民健康保険加入者全員に資格確認書を送付することを決定しています。両区の対応は、マイナンバーカードのデジタル化推進という国の大きな流れを理解しつつも、住民が安心して医療を受けられる環境を最優先する姿勢の表れではないでしょうか。

「今更、国民健康保険加入者全員に資格確認書を送付するとコストがかかる」「希望者には送付しているから問題ない」という声もありますが、国民健康保険の加入者にとって、保険診療が受けられない事態はあってはなりません。資格確認書の一律送付は、この不安を解消し、誰一人取り残さないためのセーフティネットとして機能すると思います。

よって本市においても世田谷区や渋谷区の取組のように、国民健康保険加入者全員に資格確認書を確実に発行してはいかがでしょうか。これにより、マイナ保険証への不安を抱える市民も安心して医療を受けることができ、国民皆保険制度の堅持にも繋がるものと考えます。

以上のことから「ともにつくる秦野」は本陳情に賛成の立場を表明しました。

令7陳情第13号
マイナ保険証の有無にかかわらず、国民健康保険加入者全員に資格確認書を 発行する手続きを行わせるための対応を求める意見書を国に対して提出することを求める陳情書
(賛成少数で不採択)

こちらも上記の令7陳情第12号と同様ということで不採択

環境都市常任委員会付託分

議案第31号
和解について
(賛成全員で原案可決)

議案第35号
工事請負契約の締結について
(賛成全員で原案可決)

委員会提出議案

委員会提出議案第2号
秦野市議会会議規則の一部を改正することについて
(賛成全員で原案可決)

委員会提出議案第3号
秦野市議会委員会条例の一部を改正することについて
(賛成全員で原案可決)

委員会提出議案第4号
教職員定数改善と教育予算の増額、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書の提出について
(賛成多数で原案可決)

こちらの議案については、通告をしておりませんでしたが賛成討論をすることにしました。

長らく教育現場にいたこともあり陳情内容には納得することばかり。

文教福祉委員会としても「全員賛成で採択すべきもの」として本日の議案が提出されました。

地方議会として意見書を国へ届けることは学校現場の声を大切だと考えます。

よって私の立場としては反対などあり得ず、短時間でしたが熱い思いを届けさせていただきました。

閉会を迎えて

今回も多くの皆様に支えられながら無事に閉会日を迎えることができました。

文教福祉常任委員会だけでなく、総務・環境都市常任委員会の傍聴でも多くの学びがありました。

他の議員さんたちの着眼点や質問を聞いていると点と点が少しずつ繋がる感覚を覚えます。

よくよく考えてみれば全ては繋がっているのだということを実感するものです。

縦割り行政ならぬ縦割り政治家とならぬよう日々是精進を心がけたいと思います。

ありがとうございました。

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