週明けも少し寒さを感じる丹沢・大山の麓。
秦野市議会は予算決算常任委員会の2日目。
本日は文教福祉分科会が行われました。
会派「ともにつくる秦野」からは田中めぐみ議員が委員として出席。
古木勝久議員、原聡議員と私は傍聴です。
文教福祉常任委員会へ付託された事業について、気になったことについて記しておきます。
議案第1号 令和8年度一般会計予算
教育費
令和7年度よりも約1割増額された教育費。
特別教室や体育館への空調施設の設置などによる増額とのこと。
昨今の暑さでは体育館での活動も制限されているので助かります。
教育費の充実は全世代において大切なことでもあります。
学力向上推進事業費
「学びの基盤プロジェクト」に係る事業費です。
全国的に話題となっている水泳指導についての話も。
実証事業として学校プール小学校6校、中学校2校で民間事業者へ委託。
送迎費用も増額するとのことでした。
プールの老朽化や少子化を考えながら良い着地点を模索したいものです。
地域部活動推進事業費
学校部活動をどのようにしていくのか。
全国でもさまざまな議論が展開され、本市でも模索が続いています。
部活動を地域展開するのは、そう簡単ではありません。
誰に委託するのか、教育活動としてどのように位置づけるのか。
国レベルでも、今一つ曖昧な部分が残っています。
よって、熊本市のように学校部活動を充実させる動きも。
本市の環境では、どのような仕組みが良いのか考えていきたいと思います。
小中学校ICT環境整備事業費
学習用端末及び校内ネットワークの維持管理に係る事業費。
GIGAスクール構想に始まった一人一台の端末は更新時期を迎えます。
学びの個別化と協働化を支える重要な道具でもあります。
その昔、学校へコンピュータが導入された頃のようにならぬよう。
機器の選定など慎重に進めてほしいと思います。
また、Wi-Fi環境の整備も欠かせません。
セキュリティ面も含め充実した環境となるようお願いしたいと思います。
学校ICT推進事業費
GIGAスクール構想の実現に向け、教育DXを推進するもの。
具体的には、学習ドリルアプリと校務支援システム連携を図るとのこと。
現場の先生たちから意見を聞きながら丁寧に進めていることがわかります。
私自身も担当していたことのある分野。
予算に限りがある中で大変かと思いますが今後も充実されることを願ってやみません。
園小中一貫教育研究事業費
公私や園種の枠を超えた園小の連携強化。
モデル校における研究成果を踏まえて義務教育学校等の設置に向けて取り組むとのこと。
少子化によって園小中に通園・通学児童生徒は激減。
コンパクトにしていくのは仕方のないことかもしれません。
しかし、教育移住で児童生徒数が増えている自治体の存在も見逃せません。
まちづくり全般で、子育て世代を呼び込むアイデアが求められます。
小・中学校施設維持補修費
学校施設では経年劣化による故障対応が年々深刻になっています。
雨漏りが発生したり、壁から雨が染み込んで劣化したり、色々な現場を見てきました。
こういった維持管理に関わる要望が各校や教職員組合からもあげられます。
限られた予算の中で優先順位を決めて維持管理に努めている状況。
少子化や義務教育学校への転換も想定する中で難しい案件になりそうです。
子どもたちと教職員の安全を一番に充実したものにしてほしいと願っています。
学校業務改善推進事業費
熱中症予防対策システムを市内9中学校に導入するお話がありました。
学校ではWBGT計を見ながら教職員が確認するという大変な状況。
実際に教育現場で体験してきたこともあり、こういったシステムがあるのは助かります。
みらいの学舎づくり推進事業費
策定予定の「大根中学校区学校整備構想」を校区に周知していく方向性が示されています。
令和9年度から具体的な設計業務の実施に向けて、先進事例の調査・情報収集行うとのこと。
全国各地で学校統廃合の現場を見てきただけに手順や今後のあり方には注視しています。
義務教育学校にしていく流れは避けられないのかもしれませんが抗う気持ちもあります。
移住したくなる教育が行われていれば児童生徒は増えるからです。
なかなか悩ましい課題だと捉えている。
南公民館施設事業費
人口減少時代における公民館の維持管理は年々難しくなってきています。
令和12年に更新時期を迎える南公民館です。
「現在の位置に建て替え」「新規用地に新たに建てる」「南小学校への統合」
3つの案があるようですが、どのような方向性になるのか注視が必要です。
文化財普及啓発経費
国登録記念物である震生湖に東屋を設置することが含まれています。
歴史・文化の普及啓発へつなげていくとのこと。
どのような経緯で東屋が設置されることになったのか。
何らかの計画に基づいたものなのか、今一つ読み取れませんでした。
この点についても注視が必要かと思います。
民生費
福祉部及びこども健康部が所管する予算です。
保育所等整備事業補助金
若木保育園の認定こども園化による建替工事が予算の87%を占めているとのこと。
その他、民間園の屋上防水工事や内装改修、空調設備修繕工事などに充てられます。
こちらも少子化の動向を見ながら慎重な検討をしながら進めていることが分かります。
今後も各園と調整しながら充実していただきたいと思います。
こども相談事業費
今では子育てに関する相談はスマホにしているのかもしれません。
場合によっては生成AIに相談するというような時代でもあります。
しかし、そこはやはり目の前にいる人に相談できる方が安心です。
子育てに関する相談内容も年々複雑化していることを考えると拡充は必須。
今後もいろいろなチャレンジをしてもらえることを期待したいと思います。
児童センター維持管理費
曲松児童センターにおける放課後学習支援事業、開放型学習室の充実に関わるもの。
Wi-Fi環境の整備だけでなく、防犯カメラ増設などが行われます。
駅の近くにある公共施設の活用は中高生にとっても重要。
多くの子どもたちが活用できるように拡充してほしいと思います。
放課後児童健全育成推進事業費
市内の公立児童ホームを利用している児童は1071名とのこと。
本市では小学校1年生から6年生までを受け入れています。
全国的にも支援員さんが見つかりにくく、世代交代の難しさも指摘されています。
児童のトラブル防止にも苦慮しているという声もあり十分な支援が求められます。
施設維持管理費
保健福祉センターの維持管理に係る管理費です。
開設から27年が経過し不具合もあるとのこと。
多目的ホール特定天井改修工事などの予算が計上されています。
公共施設保全計画も念頭において計画的な修繕が大切。
庁舎、公民館、学校なども含め建物の維持管理は本当に大変だと思います。
生活保護費
1746名が生活保護を受けているとのこと。
そのうち高齢者は960名(約55%)とのことで年々増加傾向にあるようです。
高齢化がますます進むことが予想される中、どのような支援が必要でしょうか。
できる限り元気に暮らすためには若い世代からの健康増進なども必須。
こういった扶助費は、今後も増加していくことを念頭に置いておきたいと思います。
衛生費
休日夜間診療所整備費
休日夜間診療所が移転することに伴うもの。
緑町にある旧市営住宅の跡地は、水無川に向けて傾斜もある土地です。
地中にある古い水道管路などを撤去していくというお話がありました。
どのような施設になるのか注目したいと思います。
増え続ける外国籍の方たちへの対応についても質疑がありました。
言葉の壁をどのようにするのかは今後の課題かと思います。
分科会採決
予算決算常任委員会の参考とするため、最後に採決が行われました。
議案第1号
令和8年度秦野市一般会計予算を定めることについて
(賛成多数で可決すべきもの)
⭐︎ともにつくる秦野は賛成
議案4号から第6号
以下の議案も文教福祉分科会への付託。
分科会採決の結果をお知らせいたします。
議案第4号
令和8年度秦野市国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて
(賛成多数で可決すべきもの)
⭐︎ともにつくる秦野は賛成
議案第5号
令和8年度秦野市介護保険事業特別会計予算を定めることについて
(賛成多数で可決すべきもの)
⭐︎ともにつくる秦野は賛成
議案第6号
令和8年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて
(賛成多数で可決すべきもの)
⭐︎ともにつくる秦野は賛成
明日は予算決算常任委員会・環境都市分科会に副委員長として出席いたします。
本日もありがとうございました。

