昨夜の雨から空気が入れ替わり涼しい風が吹く丹沢・大山の麓。
車を走らせるにもエアコンは不要でした。
本日は清川村にて「大山丹沢山系鳥獣問題市町村議員連絡協議会 令和7年度総会・講演会」
相模原市・厚木市・愛川町・清川村・伊勢原市・秦野市の議員で構成されています。
いわゆる鳥獣議連は任意参加であり本市では23名が所属しています。
丹沢山系にある市町村では鳥獣対策が必須。
清川村でも近年は猿の出没が目に見えて増加しているとのこと。
他の自治体とも同様に農作物の被害もあり対策に追われているとの報告がありました。
近年、全国各地で住宅地に出没する動物のニュースが絶えません。
清川村においても今年は既に熊の出没情報が5件あったとのこと。
里山保全等の課題も多く、イタチごっこの状況が続いています。
よって、こうした広域連合による協議会は貴重な情報交換の場です。
総会は滞りなく終了。
県環境農政局緑政部自然環境保全課の方を講師として講演がありました。

本県の令和7年度当初予算(鳥獣関連予算)
総額434,652千円(前年度は404,130千円)
1 特定鳥獣(ニホンジカ・ニホンザル)保護管理の推進 21,590千円(前年度21,742千円)
2 鳥獣被害対策の推進 145,825千円 (前年度134,090千円)
3 鳥獣保護と狩猟の適正化 40,669千円 (前年度35,426千円)
4 丹沢大山保全・再生対策事業 226,568千円(前年度212,872千円)
基本的な考え方は以下のように説明がありました。
「ニホンジカ、ニホンザル、及びイノシシ管理計画」に基づき…
1 集落環境整備
ヤブ刈り払い、放棄果樹・撤去
2 防護対策
防護柵設置・追払い
3 捕獲
どうやらいきなり捕獲というわけではないようです。

増え続ける鳥獣被害への対策はもちろんですが、まちづくりそのものを見直す必要性を再認識しました。
日頃から近隣の農地や山の中の様子にも気を配りたいと思います。
ちなみに秦野市における防止計画は秦野市鳥獣被害防止計画からご覧いただけます。