「ともに歩もう、この先の秦野へ」秦野市議会議員 桑原まさゆき

令和6年第1回定例月会議おわる

令和6年第1回定例月会議おわる

朝から雨が降る丹沢・大山の麓。

これでは桜の開花もお預けですね。

本格的な春を待ちわびる毎日が続いています。


さて、1ヶ月に及ぶ令和6年第1回定例月会議も最終日。

議会運営委員会・予算決算常任委員会後に本会議が行われました。

議案について質疑や討論が行われ各議案等について採決。


各議案に関する賛否は以下の通りです。

議案第2号
令和6年度秦野市一般会計予算を定めることについて

こちらに関しては会派「ともにつくる秦野」として反対しました。

本市には多くの公民連携による協定がありますが議会の承認はありません。

何ら議会が関与することなく、どんどん締結が進むとしたら議会軽視にも繋がる。

ということは即ち市民を軽視して勝手に政策を推し進める事態へと発展しかねません。

将来的な町の発展を願っての道路整備や産業振興には全て反対というわけではありませんが…

今、求められているのは若い世代、女性、子育て世代、高齢者に優しい政策。

とりわけ子ども・子育て支援の政策は何よりも優先する課題だと考えています。

市民の日々の生活に着目した持続可能な政策への転換を会派としてお願いしました。

議案第3号
令和6年度秦野市水道事業会計予算を定めることについて

議案第4号
令和6年度秦野市公共下水道事業会計予算を定めることについて

議案第5号
令和6年度秦野市国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて

議案第6号
令和6年度秦野市介護保険事業特別会計予算を定めることについて

議案第7号
令和6年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて

議案第8号
秦野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについて

議案第9号
秦野市職員の給与に関する条例及び秦野市水道事業及び公共下水道事業の企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正することについて

議案第10号
秦野市立学校の設置に関する条例の一部を改正することについて

こちらに関しても会派「ともにつくる秦野」として反対しました。

ほりかわ幼稚園が公私連携幼保連携認定こども園に移行されます。

それに伴う同園舎の施設整備に改正です。

工事に伴う住所変更を行い、現在の園児たちは堀川小学校内で1年間過ごすことになります。

これはこれで円滑に子どもたちや教職員が困ることなく進めていただきたい。

しかし、残念ながら運営法人が現在のところ未認可の状態です。

このタイミングでは時期尚早、また審査に関わる疑念も未だに燻っています。

今後、他分野においても今回のよう公民連携が進むことを考えると透明性の確保は必須です。

議案第11号
秦野市小児医療費の助成に関する条例の一部を改正することについて

議案第12号
秦野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営等の基準を定める条例の一部を改正することについて

議案第13号
秦野市国民健康保険税条例の一部を改正することについて

議案第14号
秦野市介護保険条例の一部を改正することについて

議案第15号
秦野市企業等の立地及び施設再整備の支援に関する条例の一部を改正することについて

こちらについても会派「ともにつくる秦野」として反対いたしました。

反対の理由は3つあります。

1.本条例制定後に本市全体の市税収入の変化、経済波及効果などの総括、検証がないこと。

2.過去の地下水汚染の教訓から安全な水の確保と企業誘致は三位一体という視点が欠けている。

3.産業観光の視点からの総合的かつ具体的なビジョンが示されていないこと。

拙速に進めてしまっては秦野の魅力は半減するのではないかという思いがあります。

議案第16号
秦野市市営住宅条例の一部を改正することについて

議案第17号
令和5年度秦野市一般会計補正予算(第10号)を定めることについて

議案第18号
令和5年度秦野市一般会計補正予算(第11号)を定めることについて

議案第19号
令和5年度秦野市水道事業会計補正予算(第2号)を定めることについて

議案第20号
令和5年度秦野市公共下水道事業会計補正予算(第2号)を定めることについて

議案第21号
令和5年度秦野市公共下水道事業会計補正予算(第3号)を定めることについて

議案第22号
令和5年度秦野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)を定めることについて

議案第23号
秦野市公平委員会の委員の選任ついて

議定議案第1号
新型コロナウィルス感染症の後遺症及びワクチン接種の副反応による影響の調査を求める決議

約1ヶ月に渡る令和6年第1回定例月会議が閉会いたしました。

予算に関わる重要案件ばかりで会派内でも慎重かつ丁寧が議論が行われ学ぶことばかりでした。

執行部から提案される事項については内容だけでなく適切な時期の執行もチェックが必要。

いくら全力を尽くしているつもりでも完璧なモノはなく残念ながら綻びは見つかるもの。

だからこそチェック機関たる議会があるのだということも改めて実感いたしました。

議案については全て可決となりましたが、引き続き執行状況なども精査してまいります。

そして…

執行部の皆さんは「未来の秦野市をともにつくる仲間」です。

今後もよりよい議論ができましたら幸いです。


ありがとうございました。

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