「広畑が丘空はれて♪ 相模大野の末遠く♪」
母校、秦野高校で開催された「第46回広畑会」へ。
本会は秦野高校卒業の教育関係者によって構成されています。
毎年、8月最終週の土曜日に開催され今年も研修と懇親会が行われました。
まずは研修。
「鯨類と高速船の衝突回避に向けて〜基礎から応用への転換とその実践教育〜」
講師は東京海洋大学学術研究員教授で秦高OBの加藤秀弘先生です。
私にとっては未知の領域ということもあり興味をもって聞かせていただきました。
海洋国家である我が国の近海には多くの鯨類が生存しています。
時には船と衝突する事故も起きているとのこと。
特に佐渡汽船などで小さな高速船との衝突が多かったそうです。
「鯨を避ける」のか「鯨を避けさせる」のか…
様々な研究に取り組んだお話がありました。
最終的には高速船から水中音声を発生させて衝突回避を図ることになったとのこと。
それぞれの鯨類で周波数がちがうとのことで様々な実験が行われたそうです。
このような安全に関わる研究が実施されていたことに心から敬意を表したいと思います。
研修後には、学校長より秦野高校の現状報告と今後についてお話をいただきました。
令和6年度の学校案内には「伝統×挑戦」と大きく書かれています。
2026年度には創立100周年を迎える伝統校。
時代の変化に合わせてSTEAM教育にも挑戦する未来指向の高校への変革を期待しています。
その後、昭和レトロな雰囲気の残る校舎内を見学。
30年前に非常勤講師時代に勤務して以来の体験で懐かしい気分になりました。
不思議なもので当時の様々な記憶が蘇るものです。
「おかえりなさい」
そんな声が聞こえたような気もします。
大先輩たちから後輩まで多世代で話が弾んだ懇親会もありました。
こうした繋がりを今後のまちづくりにも大いに活かしたいと思います。
楽しく、学び多き時間をありがとうございました。