冷たい風が吹く丹沢・大山の麓。
「丹沢颪」(たんざわおろし)とも言うのだそうです。
「戸川住みよいまちづくりを考える会」(以下、「考える会」)の皆さんとの勉強会。
戸川土地区画整理事業&矢坪沢水路整備事業について学ばせていただきました。
参加者は古木勝久代表・原聡議員・田中めぐみ議員・桑原(ともにつくる秦野)+石川潤議員(日本共産党)です。
昨年の12月21日には執行部と同様のテーマで勉強会を行っています。
本市でも重要案件ですから双方のお話を聞かないと始まりません。
執行部にせよ、考える会にせよ、願いは同じだということが分かります。
「秦野に住んで良かったなあ」
と思えるまちづくりをしたいという思いを持った同志とも言えます。
考える会の皆さんとて執行部の提案に対してなんでもかんでも反対ではない。
新東名高速道路のメリット等、十分に認識していらっしゃいます。
戸川土地区画整理事業は民間主導であり企業誘致も争点となっています。
地権者の同意も7割台ということで事業開始までには時間がかかりそうです。
どのような企業を誘致できるのか、或いは諦めるのかも不透明です。
区画整理事業に伴った矢坪沢水路整備事業は行政との話し合いが継続中。
景観だけでなく風水害という視点も重要です。
多くの課題を抱えていますが県の認可が下りれば次の段階へと突入します。
いちばんの問題は地元住民の皆さんとの話し合いが十分に尽くされていないこと。
他事業も含め構想段階で計画が固まっているように見えることに不満が募るのです。
「こんなことを考えています」(構想)→「みなさんいかがでしょうか」(意見聴取)
→「みなさんの声からこうしてみました。いかがでしょうか」(改善提案)
このサイクルを大切にしながら議論を進める必要があると再認識させられました。
「パブリックコメントをしています」と執行部からは反論がありそうですが…
その存在すら知らない市民が大多数とういのが現実です。
やはり民意を拾うという努力がより一層求められるのではないでしょうか。
これでは執行部が良い提案をしようとも市民が納得する事業にはなりません。
だからこそ丁寧に疑問を一つひとつクリアにしていくことが大切だと思います。
【古木勝久代表のブログ】
勉強会・戸川土地区画整理事業等~ともにつくる秦野プラスone