青空が広がった火曜日は昨日に引き続き兵庫県での一日。
文教福祉常任委員会所管事務調査2日は加古川市。
加古川市役所に到着して驚いたのは議場棟があること。
なかなかお目にかかることはないかと思います。
もちろん庁舎本館も綺麗な建物でした。
視察テーマは「高齢者の見守りサービス」です。
以下のような事業について説明していただきました。
1 加古川市地域見守り活動に関する協定
新聞店をはじめ電力会社や銀行、商店などが35の事業者が提携しています。
基準に沿って各事業者によって高齢者・地域福祉課へ情報提供ができる。
その内容によって円滑な対応が可能になっているとのこと。
2 認知症高齢者等の見守りサービス
認知症により行方不明の恐れがある高齢者等の安全を確保し、家族等の身体的・精神的負担を軽減を図るため、見守りサービス(見守りタグ)の費用を市が負担しています。
3 緊急通報システム
概ね65歳以上の一人暮らし高齢者等に緊急通報システムの家庭用端末を貸与しています。一人の利用者につき近隣協力員3名を確保して日常から見守りに役立てているとのこと。こうした地域連携はコミュニティの維持にも重要な仕組みになっているようです。
4 認知症高齢者等の見守り・SOSネットワーク
認知症により行方がわからなくなった方を地域の関係機関等の協力を得て、早期発見・保護をするためのネットワークです。希望者には、地域包括支援センターや民生委員・児童委員などが訪問や声かけなど、日頃から見守りを行っています。
5 高齢者実態調査
民生児童委員が高齢者の世帯状況や、緊急時の連絡先を把握するため、訪問調査を行っています。
6 どないや訪問
老人クラブ連合会が、一人暮らし高齢者等への訪問活動を実施しています。
こういった連携もあると重層的な支援につながっていきますね。
更に高齢化が加速する時代。
認知症のために行方不明になる方も増えることでしょう。
医療現場でも病院などの施設から在宅ケアの充実という流れもあります。
こういった見守りサービスの充実は欠かせないと思っています。
本市においても見守りキーホルダーが交付されています。
こちらがデジタルタグなどになれば良いのですが気になるのは導入コスト。
加古川市には見守りカメラが1475台、高度化見守りカメラが150台があります。
こちらとタグが連動して位置を知らせてくれるとのこと。
駅前にも看板(本日の画像)があったので見上げるとこんなカメラがありました。
これだけの設置台数ということで設置費用と経常経費は相当なものかと。
防犯対策にもなり、見守りにもデジタルだは有効ですが…
やはり人と人のつながりを大切にしたいものです。
頼れるのは地域コミュニティであってほしい。
そんなことを感じさせられました。
おまけがありました。
ありがたいことに駅前の子育て施設を全員で視察させていただけることに。
駅前の商業施設にいくつかの市の施設が入っています。
なんとも素敵な施設でした。
こちらについては明日のテーマと重なるので次回の記事にしたいと思います。
加古川市役所の皆様、お世話になりました。