初夏を思わせるような暖かな空気に包まれた丹沢・大山の麓。
「八重桜の里 花見会」へお招きいただきました。
頭高山を愛する会の皆様、秦野丹沢ライオンズクラブの皆様に感謝申し上げます。
矢倉沢往還で現在の大井町へ抜けるエリアの西側に八重桜の里があります。
渋沢丘陵の西側に位置する千村に入ると室川沿いに自然豊かな光景が現れます。
江戸時代から鎮座する須賀神社を通り過ぎると谷戸もあり八重桜があちらこちらに。
更に進むと白山神社があります。
こちらは千村の鎮守、天正19年(1591) に徳川家康から社領1石5斗の朱印を受けています。
本殿は江戸時代後期の建築、拝殿は安政4年(1857) の建築とのこと。
しっかりと御参りして会場へと向かいます。
山道をしばらく登ると八重桜の向こうに丹沢の山々が綺麗に見えます。
心地よい風と美しい景色を眺めに千葉県からも団体でハイカーが訪れるほど。
「東の弘法山、西の頭高山」と言われる桜の名所です。
渋沢駅からノンビリ歩くこと45分ほどで到着。
お花見会場では、開会式の後、よさこいや歌の披露などがありました。
5年ぶりの開催で、お天気も良く皆様にこやかに過ごされていました。
これだけ多くの八重桜を守るは並大抵のことではありません。
千村地区の方たちからは伝統を守る苦労話も耳にしています。
自然保護の観点もありますが、地域の伝統をどのように継承していくのか。
皆さんと一緒に考えていきたいと思いました。
ありがとうございました。