朝からどんよりとした空に包まれた丹沢・大山の麓。
雨が降るのか、晴れるのか、どちらかにしてほしいと思ってしまいました。
本日の秦野市議会は予算決算常任委員会と文教福祉常任委員会。
当初は休会日の予定でしたが追加議案が20日に発送されました。
それに伴い本日は委員会。
予算決算常任委員会(総務分科会)は傍聴。
○議案第50号
令和6年度秦野市一般会計補正予算(第5号)を定めることについて
クアーズテックカルチャーホール管理運営費に関わる予算を廃止するもの。
文化会館の管理運営費(特定天井改修等工事及び施工監理委託業務)に関する事項です。
第1回の入札は不調に終わり、第2回は応札がなかったことで不要になった予算。
分科員の皆さんからは、特定天井の工法や工期などの質問がありました。
資材価格の高騰などもありますが早めに工事に着手できたら良いのですが…
文化会館での行事が再開されるのはいつになるでしょうか。
続いて行われたのが文教福祉常任委員会。
○議案第46号
動産の取得の追認について
○議案第47号
動産の取得の追認について
上記2つの議案は、令和2年度と令和6年度の教師用教科書及び指導書の購入に関すること。
こちらについては委員として質問をいたしました。
議会の議決を経ずに教師用教科書や指導書が購入された自治体の報道が相次いだ今夏。
本市でも同じ状況が判明して今回の追認となりました。
教科書販売は、やや複雑な構造になっています。
詳しくはこちらで↓
秦野市でもこちらの仕組みに則って指定されている3社から購入が行われています。
そのうち部数の多いカネマス書店からの購入のみが「2000万円」を超えているということ。
ということで本来は議会の承認が必要なのです。
これまで消耗品で購入してきた根拠も以下の通り示されました。
「秦野市財産規則」第28条第1項において、ガラス製品、陶磁器等の破損しやすいものを除く、価格が20,000円を超える物品が「備品」と規定されています。教師用の指導書には価格が20,000円以上になるものもありますが、紙製であり破損しやすいため、これまでは備品ではなく消耗品として購入しておりました。
どこの自治体で同様の扱いでしたが、なぜ今回のような騒ぎになったか。
これには大きく教科書のデジタル化が関わっています。
例えば、算数の上巻は令和2年度は14,300円でしたが令和6年度には91,300円と77,000円も上昇。
これによって総額が「2000万円」を上回ってくるというわけです。
冊数が少ない中学校は該当しないということでした。
教科書に関する総合的な情報はこちらから↓
しっかりと子どもたちに教科書が供給されますように。