11月7日(木)から8日(金)は議会運営委員会の所管事務調査。
宮崎県都城市、宮崎市へ行ってまいりました。
到着した宮崎空港といえば10月に不発弾の爆発騒ぎがありました。
旧海軍の飛行場でもあり空襲を受けています。
ですから複数の不発弾が残っていても不思議ではないようです。
初日は都城市役所へ。
人口は秦野市と同じような規模で約16万人ですが面積は5倍。
島津家のルーツであり薩摩の文化が色濃い地域なのだそうです。
こちらでは「政策提言」と「議会だより」について学ばせていただきました。
市民アンケートや議会だよりのハガキなどから幅広く課題を拾う。
拾った後には4つの分科会で課題を抽出して議論に入っていくとのこと。
まだスタートしたばかりということで様々な議論があるようです。
高校生から意見を聴取して都城駅をテーマにした取り組みも紹介されました。
高校生のインタビューなどからも地方都市の公共交通事情が分かります。
こちらは東北や上信越で感じることと同じような状況があるようです。
政策提言は通年議会制の秦野市でも既に各常任委員会で進めています。
今回の学びを政策提言に生かしたいと思います。
二日目は宮崎市役所へ。
キャンプ地でも有名で街ゆくジャイアンツのラッピングバスも走っています。
町中にワシントニアパームが並び南国情緒たっぷりという景観。
1967年から植樹が始まったようで課題もあるようですが…
市役所の脇を流れる大淀川も川幅が広く交通の要所だったことが伺えます。
こちらでは「議会だより」「議会DXみやだん」についてお話いただきました。
読みやすい、分かりやすい広報の在り方は、全国どこの地方議会でも課題。
「地方議会の活動は、なかなか市民から見えない・分からないという状況が続いており、政治家はあまりいいイメージを持たれていないと感じている。」
というような課題意識から始まった取り組みがこちら↓
動画やイラストなども活用して議会の様子を分かりやすく伝えるよう努めているとのこと。
議会の活動を市民が広報する「市議会DXアンバサダー」の制度もありました。
議会の活動が可視化され市民の皆様と双方向のコミュニケーションが広がります。
いつでも、どこでも、簡単に情報を得るためにもDX化は検討に値しますが予算はかかりそう。
また、宮崎市では子ども議会も行われ二つの中学校の事例が紹介されています。
これらの取り組みも未来のまちづくりへ繋がりますね。
リニューアルした「市議会だより」についても説明していただきました。
QRコードを活用して「みやだん」との連携も図られているので今後に注目。
できる限り活動を知ってもらい、議会活動に関心を持ってもらうことは本当に重要。
今回の調査を生かしてより分かりやすい情報発信に努めてまいります。
所管事務調査を受け入れていただいた都城市、宮崎市の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。