丹沢・大山は真っ白な雲に覆われていた木曜日。
ここ数日はお日様が見られず残念な気もします。
それでも気温が少し高めで春を感じられたのは救いでしょうか。
本日の秦野市議会は予算決算常任委員会(環境都市分科会)です。
会派「ともにつくる秦野」からは田中めぐみ議員が分科員として出席。
私は文教福祉常任委員会に所属しているため傍聴です。
本分科会では、民生費、衛生費、農林費、商工費について質疑が行われます。
気になった点をいくつか書いておきます。
まずは農業に関わること。
私自身も本市は農業が盛んな地域だと実感しながら育ってきました。
美味しい野菜が安価で手に入り、地域の農家の皆さんにもお世話になっています。
ところが…
最近では農業従事者が激減し農地が荒れていく現状も目の当たりにしています。
事業継承や新規就農にも多くの課題があるようです。
「農業予算が少ないのではないか?」というような声も聞こえてきます。
地域で食糧を生産でき消費ができること。
いわゆる地産地消で地域経済が回ることは今の時代だからこそ重要かと思います。
まだまだ秦野の農業にはまだまだ大きな可能性があるのではないかとも思います。
引き続き注目していきたいと思います。
「秦野駅北口にぎわい創造事業」は注目度が高いこともあり質問が複数に及びました。
県道705を中心とした市街地活性化は覚悟を持ってやっている旨の答弁もありました。
「おや?」と思った話としては「コンパクトシティ」という言葉が出てきたこと。
こちらについては「秦野市立地適正化計画」で示されています。
【概要版】
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1573194258207/simple/gaiyobanR5.pdf
「いつまでも暮らしやすく、市民とともに成長する都市」
コンパクトシティ未来戦略はだの2040をどうすれば実現できるのか。
様々な観点から考えてみたいと思います。
ところで…
商店街も衰退の一途を辿っています。
空き店舗が増大している状況は一向に解消しません。
こちらも物価高騰の煽りを受けていたり事業継承が進まなかったり…
こちらも悩ましい問題です。
4駅を中心したにぎわい創造にも課題は山積みかと思います。
全国を見渡すと「消滅危機」にある自治体で商店街の再生に向けた実践例があります。
また、国は地方創生に関わる予算を倍増させています。
新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)の使い所はいかに?
「買物、医療、交通など日常生活に不可欠なサービスの維持向上と魅力あるまちづくり」
こんな項目もありますが…
こちらの財源を本市がどこで活用するのかについても注目です。
地域ブランディング推進に関わる質問を田中めぐみ議員からしていただきました。
本市の情報発信は市のホームページの他、各課が単独で運営しているものがあります。
統一感に欠ける印象もあり勿体ないなあとも思います。
情報にアクセスする人たちに向けても分かりやすいものにしてほしいものです。
各ウェブサイトの作成や運営は本市のブランディングにも繋がることを強く意識してほしいものです。
「秦野の魅力」が最大限に伝わるよう効果的な活用を求めたいと思います。
本日も多くの学びをいただきました。
明日は総務常任委員会を傍聴いたします。