令和7年度大根地区市政懇談会

まさに大暑の暑さとなった丹沢・大山の麓。

日本列島を覆う高気圧の縁を回って北海道までが40℃というビックリの一日でした。

それでも夕刻になれば少し暑さも和らぐのは弘法山の麓だからでしょうか。

さて…

夕刻より大根地区市政懇談会が行われました。

故障していたエアコンも早急に対応してもらったおかげで大根公民館が会場です。

本会には各自治会長さんたちを中心に50名ほどの皆さんが参加。

冒頭は高橋市長より約10分の市政報告。

次に総合政策課長より秦野市総合計画後期基本計画素案について説明がありました。

秦野市総合計画はだの2030プラン後期基本計画素案

117ページから「大根地区」について示されていますのでご確認ください。

尚、こちらの素案については8月16日までパブリックコメントを実施中です。

次に意見交換。

大根地区新しい街づくり運動推進委員会から提示されたテーマは2つありました。

1 大根川内水浸水区域(東海大学前駅周辺)の防災対策について

昨年の8月末の大雨で大根川が溢れ床上・床下浸水が発生。

平成25年から26年、平成3年から4年に新たな管路を設置しても氾濫してしまった状況があります。

本市でも1時間50mmの雨量に耐えうる管路が設置されているとのことですが、近年の雨はそれをも上回るという状況。

平塚市岡﨑付近で鈴川と合流する大根川流域の排水は昔から課題を抱えています。

下流域からの浚渫などが大切とのことで金目川、花水川も管理する県との調整をしながら対策が求められます。

上流域にある大根地区では雨水が一気に河川に流れないよう貯水池も多く設置されているとのこと。

一気に大根川に水が流れないよう弘法山麓の整備についても話題となりました。

2 弘法山公園から東海大学前に通じる登山道整備について

本来であれば私たちにとって身近なはずの弘法山。

「最近は地元の子どもたちもあまり登らないのではないか」という指摘がありました。

弘法山に通ずる道は複数あり、地元の皆さんによる草刈りなども行われていますが高齢化等の課題も。

常日頃の整備は欠かせないため、市の協力も仰ぎながら進める必要があります。

果樹栽培が盛んな地域性を活かした魅力をPRする意見もありました。

たしかに美味しいミカンも収穫できるのでチャンスはありそうです。

そして、こちらでも多くの登山者や農業者を悩ませる山ビルについての話題も。

弘法山周辺でも鹿に出会うことは珍しくなくなりました。

なかなか抜本的な対策は難しいとは思いますが何とか対策をお願いしたいものです。

市政全般への質問や意見

外国人との共生についての話題がありました。

たしかに外国籍の方たちへの周知がしっかりとなされているのかと指摘がありました。

周知はしているけれど、当の本人たちが見ないということもあるかもしれません。

ゴミ出しや騒音問題などもあるので対策が求められます。

また、要望事項に対するフィードバックを適宜してほしいという意見も。

地域住民と行政側の情報共有にちょっとした工夫も必要かと思います。

さらには自治会役員を探す難しさに関する話題もありました。

年々下がる自治会加入率と年々増える高齢者の一人世帯、どのように地域の安全を守るのかも課題です。

山積する地域の課題、今後も地元の皆さんと共に考えていきたいと思います。

皆様、ありがとうございました。

【参考】
昨年度までの地区別市政懇談会

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