梅雨明け宣言があり一気に気温も上昇した丹沢・大山の麓。
熱中症にも注意しながら少しスピードを緩めて庁舎へと歩きました。
午前中は会派室で事務作業をして昼食を挟んで消防本部へと移動。
様々な分野の議員連盟がありますが、そのひとつである消防議連の研修会です。
「秦野市消防を考える議員懇話会研修会」
内容は以下の通りです。
消防本部・消防団の現状と課題について
指令センターの見学
中高層建物火災を想定した救出訓練
消防本部・消防団の現状と課題については消防長から説明を受けました。
消防本部は194名、消防団は358名で構成されています。
全国どこでも不足していると言われる消防団員は定数416名ですから欠員が生じています。
災害通報件数は令和5年で14399件となり過去5年間で約2000件増加。
高齢化が進む今後も増加していくと見込まれます。
猛暑で熱中症に関わる緊急搬送も増える時期なので夏場も大変かと思います。
後半には能登半島地震における本市消防の対応についても報告がありました。
本市からは5回にわたって援助隊が派遣されていました。
講堂での説明を終えた後には指令センターへ移動。
「秦野市・伊勢原市共同消防指令センター」の設置に向けた準備が着々と進行中。
消防指令課長から説明を受けました。
「119」に電話をかけると、どのような仕組みで各地の消防署へ連絡が行くのか。
携帯電話を使用した場合、どこで電波をキャッチしているのかにって判別される。
必死に電話をかけたけれど話をすることができない状況にも対応ができるとのこと。
そして、自分がどこにいるか説明できないときにはスマホのコンパスアプリが便利。
経度と緯度が表示されるので、それを伝えれば迅速な救急活動が可能になるのです。
入電時に現地の動画を送ることができる仕組みについても紹介していただきました。
こういった機能強化でより多くの人命救助に繋がることが期待されます。
最後は中高層建物火災を想定した救出訓練を見学。
ドローンを飛ばして状況の確認、なんとも手際のよい救助活動に驚かされました。
実際の現場では様々なことが想定されるので簡単ではないかと思います。
それでもこういった訓練を積み重ねながら事態に備える姿に頭が下がります。
暑い中、消防本部、消防団の皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。