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公共施設再配置計画に関する勉強会

朝から大雨となった丹沢・大山の麓。

バケツをひっくり返したような雨の中、笑いながら登校していく高校生たち。

若いって素晴らしいですね。

さて、今日は公共施設再配置計画に関する勉強会で登庁。

終わったばかりの第2回定例月会議の議定議案第2号にも関わる内容です。

会派「ともにつくる秦野」古木勝久代表のブログにも記載されています。

【参考資料】
秦野市公共施設再配置計画 公共施設に関する方針(2021−2060)
秦野市公共施設再配置計画 第2期基本計画 前期プラン(2021-2025)

こちらの資料で概要を掴むことができます。

「公共施設の再配置」を進めなければ、必要性の高い公共施設サービスを、良好な状態で、将来の市民に引き継ぐことができなくなります。

秦野市公共施設再配置計画 第2期基本計画 前期プラン(2021-2025) P.7

市内各地にある公共施設は高度経済成長期の人口増加に伴って増えてきました。

その施設が一斉に老朽化を迎えるわけですから、この先を考えなければなりません。

これまでの経済状況とは違うであろう未来も見据えた柔軟な対応も求められます。

方針1 基本方針

本市を取り巻く社会経済状況、公共施設の現況と課題、そして、外部の検討委員会からの提言に基づく第1期基本計画の考え方を踏まえて、引き続き次の4 点を基本方針とします。

① 原則として、新規の公共施設(ハコモノ)は建設しない。建設する場合は、更新予定施設の更新を同面積(コスト)だけ取りやめる。
② 現在ある公共施設(ハコモノ)の更新は、できる限り機能を維持する方策を講じながら、優先順位を付けたうえで大幅に圧縮する。
③ 優先度の低い公共施設(ハコモノ)は、全て統廃合の対象とし、跡地は賃貸、売却によって、優先する施設整備のために充てる。
④ 公共施設(ハコモノ)は、一元的なマネジメントを行う。

https://www.city.hadano.kanag秦野市公共施設再配置計画 第2期基本計画 前期プラン(2021-2025) P.10

気になるところは、全体の中でも大きな幅をしめる学校施設です。

「最優先」の位置づけもあり統廃合の話が出てくることも間違いないでしょう。

本市の人口を一定の範囲で維持するためには子育て世代の流入が必要だと思っています。

よって、安易な統廃合へと流れを持って行かれないように注視してまいります。

「維持管理するだけでも大変なのに財源はどうするんだよ。財源は?」

という意見もあるかもしれませんが、そこも含めて議論をしてきたいものです。

方針4 再配置の視点

公共施設の再配置は、外部の検討委員会による提言の内容、本市の置かれている現状や将来の行財政運営に関する各種の推計、公共施設白書に記載している各施設の現状と課題等を踏まえ、第 1 期基本計画と同様に、次の 5 つの視点に基づき進めるものとします。

≪再配置を進めるための5つの視点≫
「備えあればうれいなし」
視点1 将来を見据えた施設配置を進めます
「三人寄れば文殊の知恵」
視点2 市民の力、地域の力による再配置を進めます
「三方一両得」
視点3 多機能化等によるサービス向上と戦略的経営を進めます
「無い袖は振れぬ」
視点4 効率的・効果的な管理運営を進めます
「転ばぬ先の杖」
視点5 計画的な施設整備を進めます

https://www.city.hadano.kanag秦野市公共施設再配置計画 第2期基本計画 前期プラン(2021-2025) P.13

この中で大切にしてほしいのが視点2「市民の力、地域の力による再配置を進めます」

より多くの市民の皆様と議論を展開していくことが何よりも重要だと思っています。

パブリックコメントの在り方も見直しが必要でしょう。

全国各地で同様の課題があるので先行事例を収集することも大切です。

皆さんの知恵を結集してよりよい公共施設再配置を進めていけたら幸いです。

担当課の皆様、貴重なお時間ありがとうございました。

桑原まさゆき

1967年生まれ(57歳)
秦野市議会議員
文教福祉常任委員会/議会運営委員会
会派「ともにつくる秦野」
■詳しいプロフィールはこちら

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