「ともに歩もう、この先の秦野へ」秦野市議会議員 桑原まさゆき

「日本列島改造論 復刻版」を読んでみたら?

梅雨らしい月曜日、丹沢・大山の麓でも雨が止むことはありませんでした。

ここ最近、ずっと50年前頃からのことを振り返る時間が長く未来を構想中。

先日、書店で見つけたのが「日本列島改造論 復刻版」

昭和世代の人たちなら知っているであろう田中角栄さんの列島改造論です。

小学生のボクが初めて覚えた総理大臣でもある。

年齢が上がるにつれて新潟が近くなった記憶があります。

新潟へ帰省する度に高速道路や新幹線が完成していく。

その昔は、三国峠を国道で越えて六日町まで北上、十日町を経由して津南へ。

それが今では関越道でトンネルを越えて越後湯沢からトンネルを越えて行ける。

新幹線のおかげで越後湯沢まで送迎してもらえることも可能になりました。

本当に凄い勢いで交通インフラが整備された。

都市への人口集中を解消する狙いもあった日本列島改造論。

角栄さんの構想通りにはいかなかった部分も多々あります。

小さな集落にある学校は次々に閉校し町場へと若者たちは出て行く。

相変わらず大都市への集中は解消されず、更に加速する状況もある。

一方で、大都市圏から地方へと移住する人たちもいる。

「教育移住」なんて言葉もあって注目を浴びている部分もあるのだけれど…

やっぱり地方は疲弊していく。

5年前に書いた記事を読んでみて更に状況は悪くなっていると実感してしまう。

さらに大都市近郊でも空き家問題や人口減少が話題になってきた。

このまま何もかもが下降の一途をたどると思うと暗澹たる気持ちになります。

「ボクらの頃は良かったよね」

なんて話をすることもあるのですが、この状況を見過ごすわけにはいかない。

「どんどんダメになるんだからやってもムダだよ」

というような人たちも多くいる。

でも…

本当にそれでいいのかって思うのです。

「なんとかしようぜ!」

そう思いながら奮闘している地域があることを知っている。

「このままじゃダメだ!なんとかしよう!」

って住民の知恵を集めて課題解決に取り組んでいる町もある。

諦めたり、見ないふりをしていたらダメなんですよね。

なんとか知恵を絞ってやれることを少しでもやりたい。

本気で取り組めばなんとかなるはず。

そう考えながらページをめくった「日本列島改造論 復刻版」

未来の日本の姿について、みんなで語り合いたくなる一冊でした。

良かったら読んでみてください。

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