「ともに歩もう、この先の秦野へ」秦野市議会議員 桑原まさゆき

令和6年第1回定例月会議一般質問

令和6年第1回定例月会議一般質問

青空が広がった月曜日、富士山も綺麗に見えた丹沢・大山の麓です。

本日の秦野市議会第1回定例月会議は一般質問の初日。

6名の議員が登壇いたしました。

私は抽選で「6番」を引いたので本日最後の登壇者となりました。

朝から教育に関する質問が続きましたが私からも3つ。

当日の動画はこちらから

秦野市議会中継システム
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1 「GIGAスクール構想」時代のICT活用について

「学びの基盤プロジェクト」では「教えるから自ら学ぶ」子ども像を目指している。

自ら学ぶ環境は不登校対策にも通じます。

一人ひとりのペースに合わせた学習環境を整えて欲しいと切に願っております。

個々の学力や非認知能力を経年で追いかけられるように埼玉学テも導入している。

なかなか先進的な取り組みに見えますが多くの課題もあるはずです。

一人一台のタブレット端末が有効に機能することも大切です。

各校で多くの実践が積み上がることを期待しております。

そして来るべき機器更新時期には十分な予算措置も必要です。

特に学習アプリなどは各教職員の意見を十分に聞いて決めて欲しいと思います。

2 教職員の勤務状況について

変化の激しい時代の中で過酷な勤務状況にあるとも言われる教育現場です。

本市でも全国各地で課題となっている教員不足には神経を尖らせています。

新年度は全てのクラスで担任が配置できる状況ですが油断はできません。

既に小中学校においても約3分の1が20代の教職員という報告がありました。

例えば育児休業に入る先生の代替教員を探す必要も出てくる。

さらに過重な負担がかかり療養休暇に入ってしまうことも出てくるでしょう。

そうならないための暖かい職場環境づくりも必須。

子どもたちを笑顔にする前に先生たちを笑顔にすることも大切です。

そのための支援を十分に行うのも教育行政の役目かと思います。

3 学校と地域住民との連携について

地域の公共財である学校は地域と密接な関わりを持ってきた歴史があります。

各校で地域素材に着目したテーマ学習への取り組みも多々あるようです。

子どもたちとって、自分たちの住む地域の課題は本物にふれる絶好のチャンスです。

「八重桜」や「落花生」などをテーマにした学びを展開した実践もあります。

これらの学びは学校だけではなく地域の協力があってこそ充実していきます。

地域教材を発掘して教育課程の編成をしていくのは先生としての醍醐味でもあるはずです。

また防災上の観点や安全・安心の暮らしという面からも学校と地域住民の連携は大切。

地域コミュニティの難しさが進展してしまっていますが学校は起爆剤となる可能性があります。

一般質問を終えて

今回は3月ということで「教育」をテーマに質問をいたしました。

これまで約30年に渡り勤務した教育現場ですからある程度の状況把握はできています。

とはいえ各校の現状は同じ地域とて全く違うはずなので細かな調査も必要だと痛感しています。

教育の問題は社会問題であり、「家庭が」「学校が」「地域が」「行政が」という話ではありません。

一人ひとりが自分事として何ができるかを考えて行動することが大切だとも思っています。

まだまだ書き切れないほどの反省点も多くありますので今後も精進してまいります。

傍聴、インターネットでの視聴、ありがとうございました。

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