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防災から考える自治会の大切さ

夕闇の弘法山

昼間は暖かくコートを着ていると汗をかくような丹沢・大山の麓。

菜の花も咲き始め春に向けた準備も始まっているようです。

能登半島地震のニュースが刻々と流れてきます。

いつもの散歩も災害時のことを考えながらになりました。

道路・河川・山林・住宅・工場・商業施設・学校はどうでしょうか。

水道・電気・ガスなどは大丈夫でしょうか。

孤立しそうな地区はどこでしょうか。

そんなことを考えつつ歩き回る。

夕刻、大根地区自治連合会の賀詞交歓会がありました。

2時間という時間の中で各自治会長さんと懇談。

東日本大震災の時の話なども聞くことができました。

震災当日、市役所は停電してしまい機能不全が起きたとのこと。

いくら準備をしていても何が起きるか分かりません。

「共助」という観点からも自治会組織は重要です。

ところが、自治会加入率が低下している。

災害が起きたときに自らの地域で活動するための自主防災組織があります。

秦野市のホームページにも以下のように書かれています。

自主防災組織の必要性

大地震や風水害等の災害が発生した場合、市では地域防災計画により防災関係機関と密接な連絡をとり、全力をあげて災害対策を実施します。

しかし、突然の災害では、建物の崩壊、崖崩れ、河川の氾濫等が発生するため、救援や救護活動が円滑にできなくなります。そのためには、住民一人ひとりの防災活動が大切ですが、その力には限度があり被害の拡大を防止し、救護活動を円滑に行うためには、地域相互の協力による組織的な活動が重要になってきます。

そこでいざというときの災害に備えて、自治会ぐるみの参加で防災組織づくりを行い、日頃から災害に対する初期消火、救出、救護、避難誘導、炊き出し訓練等を実施しておくことが必要です。

個人の力には限度があり、大きな災害に一人で立ち向かうことは困難であり、かえって危険な場合もあります。隣近所が手を取り合って協力することによって、個人の力の数倍もの力が出せることがあります。

近年、自治会内のつながりも地域差があり、自治会に未加入の世帯等も増加しており、自主防災会の活動にも支障をきたす可能性がありますが、この自主防災会の活動をもとに防災について皆で考え地域で団結していきましょう。

自主防災組織|秦野市役所

自治会に自主防災会が設置されています。

防災倉庫の備蓄品管理や防災訓練なども自治会で実施しています。

災害が起きたときに頼りになるのは自分たちの住む地域住民です。

日頃から自治会などを通じて顔の見える関係性を築くことが何よりも重要だと思います。

 
【参考】自治会活動に求められる 「防災」のあり方(総務省)

「10日間を地域の力で生き延びる」 防災をスローガンに、自治会加入率をV字回復させた地域防災の功労者が唱える"共助"の重要性 | コラム | 防災事典 | KSB瀬戸内海放送
災害時の防災備蓄の必要量として一般的によく言われるのは「最低3日分」。しかし、防災功労者として2度の内閣総理大臣表彰を受けた地域防災の功労者、岩崎氏は「3日分では少なく、10日間生き延びるための備蓄を...
桑原まさゆき

1967年生まれ(57歳)
秦野市議会議員
文教福祉常任委員会/議会運営委員会
会派「ともにつくる秦野」
■詳しいプロフィールはこちら

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