朝からジリジリと暑くなった丹沢・大山の麓。
近所では救急車や消防車にパトカーが複数台やってきて関係者が対応に追われていました。
早朝からの緊急事態対応、関係者の皆様に感謝申し上げます。
さて、本日は「多世代交流施設の整備に向けた先進事例視察」で東京へ。
秦野駅北口にぎわい創造担当の企画で希望する議員も参加ができるということで行って来ました。
バスで渋滞の首都高を抜けて2時間半。
まずは東京都足立区西新井にある「ギャラクシティ・こども未来創造館」へ。
元々は科学館として出発した施設とのことで立派なプラネタリウムも併設されています。
今では体験型施設として子どもから大人まで楽しめるようになったとのこと。
夏休み中ということもあり、たくさんの子どもたちが来館している姿がありました。
年間の利用者は約130万人ということがよく理解できる混雑ぶり。
指定管理者制度を活用して運営されており、スタッフも100名を超えているとのこと。
施設の1階から3階まで広がるスペースあすれちっくなど子どもたちは楽しそうに遊んでいます。
2年間かけて大規模改修工事の計画があり、改修後はどのように姿になるのか楽しみです。
こちらの施設周辺には遊び場が少ないようなので、こういった空間は大切。
11ヶ月の女の子を連れたママさんも頻繁に訪れていて、とても助かっているとのことでした。
利用者は主に乳幼児から小学校低学年までが圧倒的に多い。
中高生の利用には課題が残るとのことで「Gがくえん」と呼ばれる部活動が展開されています。
足立区からは荒川を渡りバスは再び首都高へと向かいます。
日中ということもあり渋滞区間が続きましたが中央高速を経由して西へ。
午後の視察先は、武蔵野市境南町にある「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」です。
こちらは、図書館、生涯学習センター、市民活動センター、青少年センターなどの機能を融合。
図書や活動を通して、人とひとが出会うことを大切にしている施設です。
たしかに、それぞれが持っている情報が還流すれば地域社会の活性化を深められる。
多様な人々がそれぞれの活動を通して時間を共有する快適な空間となっています。
玄関を入るとカフェスペースが併設されています。
まさに交流を大切したプレイスとしての空間が目の前に広がって感動してしまいました。
こちらの年間利用者は169万人ということで盛況ぶりが分かります。
地上4階、地下2階の建物内は、どのフロアも多くの人たちが訪れて何だか楽しそうです。

さて…
本市においても秦野駅北口周辺に多世代交流施設の構想があります。
今回の2つの施設は敷地面積も広く、同じようにはいかないと考えますが、課題は機能でしょうか。
武蔵野プレイスが設計段階から示していたように、しっかりとしたビジョンが必要です。
何かをつくるのがゴールになってしまってはいけません。
どのような価値を生み出すのかをハッキリとさせることが重要なのではないかと考えます。
さらに言えば、秦野市周辺の人たちが訪れたい施設になること。
あれこれと考えながら意見を届けたいと思います。
とても有意義な視察の機会、担当課の皆様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。