酷暑日となった丹沢・大山の麓。
埼玉県の鳩山では39度とか(汗)
テレビではサッカーをする時間を夕方に移したなんて言っていますが…
こんな日に無理してボールを蹴る必要はあるのでしょうか。
悩ましい話ですね。
さて…
今日は「現状維持で衰退する町」について書いておきます。
おかげさまで各地の学校をサポートさせてもらっているわけですが…
「このままでは町が消えてしまう」
そんな危機感をもった行政から呼んでいただくことがほとんどです。
若い世代が消えてしまい、高齢者ばかりになった集落。
目立つ空き家は放置されて久しい。
「もうね、消えてなくなるしかないんだよ。限界集落だ」
そんな声が聞こえてきます。
それでも…
「このまま衰退への道を辿るのはまっぴらごめんだ!」
という熱い思いを抱く人たちが少なからず存在するのです。
「先祖代々、脈々と受け継いできた町を消すわけにはいかない」
「そもそも未来を担う子どもたちを失望させたらダメだよ」
と何とか町の良さをアピールして行動する人たちにたくさん出会ってきました。
こちらの経験から学んだことは…
「地元住民があきらめないこと」
「よそ者、若者、馬鹿者の力を借りること」
「存在するなら進化しろ」
ということ。
先日、ご一緒させていただいた岡田武史さん(サッカー元日本代表監督)も協力者。
開校当時から評議員として参画していただきました。
今はFC今治を真ん中において地域の資源(ヒト・モノ・コト)をつなぎ続けている。
元気がなくなってきた町に面白い町に変貌させている岡田さんから学ぶことは多い。
町を元気にすると同時に人類に大きな影響をも与えるであろう新しい教育を考えている。
頭の中には常に「変革」という二文字があるようです。
さて…
我がホームタウン秦野はどうでしょうか。
「まだ大丈夫だべよ。16万人もいるんだからよー」
という人たちもいるのですがボクはそう思わないのです。
予想以上に衰退のスピードは早いのでないかと危惧しています。
なぜかというと…
「現状維持」を絵に描いたような空気しか感じることができないからです。
新しいものをどんどん取り入れようという動きも見えてこない。
昔から多くの分野で保守的だと言われるのも変わっていない。
どんどんアップデートをしようと空気がないのはどうしてなのでしょう。
それは…
ボクら市民一人ひとりに衰退への道を歩んでいる自覚がないからです。
とりあえず何とかなっちゃっている状態が一番危ないのです。
そろそろ本気で変革を求める機運が高めなければなりません。
いつの時代も「現状維持は衰退」という言うではありませんか。