梅雨の晴れ間、蒸し暑さを感じる丹沢・大山の麓。
久しぶりに下大槻団地へ行く機会がありました。
昭和47年から入居が始まった大きな団地です。
この団地ができたこともあり大根小学校から広畑小学校へと分離。
ボクが小学校3年生になった時のことでした。
さらに大根小学校、中学校から鶴巻小学校、中学校へと分離。
団塊ジュニア世代の子どもたちであふれかえっていた。
ところが近年は子どもたちが減少。
なんと広畑小学校の新入生は12名のみ。
その昔は団地の中にプールがあり、子どもたちがわんさかいた。
我が家のサッカーボーイズ世代だって子どもたちの声は響いていた。
ここ30年ほどで子どもたちが激減してしまっています。
「少子化なんだから仕方ねーべよ!」
なんてさらりと言う方々もいらっしゃいますが本当にそうでしょうか。
近隣でも子どもたちが増えている地域もあるのです。
子育て世代が住みにくい町は衰退の一途を辿ります。
そんなことは全国各地の状況を見れば一目瞭然だと思いますが…
聞いた話では18歳以下の子どもたちの半数が秦野を出ていく意向がある。
気がつけば残念な町へとなってしまっているということです。
このままでは近隣の市町と比較しても魅力のない町へ落ちていきそうです。
ではどうすれば?
ひとつには学校教育の充実があります。
子どもたち一人ひとりを大切にする教育を推し進める必要があるでしょう。
そのために必要なことに、先生たちの働く環境改善もあります。
秦野の学校で働きたいと思う先生たちを増やさないといけません。
先生たちがハッピーでなければ子どもたちは幸せになりませんから。
子どもたちの声が聞こえない町は一気に活力を失います。
そんな地域を再生しようと努力する自治体もあります。
ボクが4年近く関わった長野県南佐久郡佐久穂町の事例もあります。
いつまでも秦野が元気な町でいるためには、子どもたちのエネルギーが必要です。
そのためにも「子どもたちにとって幸せな学校づくり」は欠かせません。
このままでは沈んでいくだけ…
皆さんの知恵を繋いで課題解決に向けてアクションを起こしましょう!
衰退した秦野の姿など見たくありませんから。