だいぶ涼しくなったとはいえ蒸し暑さが残る丹沢・大山の麓。
高校野球は仙台育英が優勝、白河の関を遂に深紅の大優勝旗が越えた歴史的な日。
高校球児の映像を見ながら、あれこれと考えておりました。
スポーツを続けるのにもお金がかかる。
競技志向が強くなって単なる遊びとしての要素が見えづらくなっています。
華やかな部分だけを見ているのではなく、陰の部分も見ていかないといけません。
全国大会に出てくる選手たちはカラダが大きいです。
ジュニアスポーツアスリートとして、子どもたちから食事に気を配っている。
それだけ食べるものにもお金がかけられるということです。
「育成」という流れに乗ることができるのは何割の子どもたちなのでしょうか。
東大生の家庭の平均世帯年収は900万超である
東京大学学生活実態調査
こんな報告があります。
子どもたちに教育費をかける余裕がある家庭が多いということ。
一方で子どもの貧困という問題もある。
必要な食料を買えず、満足に食べることができない。支払いが難しいため、医療機関を受診できない。学習机や落ち着いて勉強できる空間を持てない。年に一度、美術館・博物館やスポーツ観戦に行けるような余裕がない
日本の子どもの貧困(SAVE THE CHILDREN)
いろんな子どもたちがいるんだってことを忘れないようにしたいものです。
「なんだろうなあ?どうしてあの子はいつもイライラしてるんだろうか?」
って思って掘り下げていったら、ちゃんと食事を摂ることができていない。
そこが理解できればいいのですが、なかなかうまく行きません。
「何イライラしてるんだい。授業に集中しなさい!」
なって言ってしまったこともあります。
何かをさせようという前に、なぜそうなっているのか理由を考える。
「ちゃんと勉強しなさい」の前に「ちゃんと食べてるかな?」に思いを寄せる。
そんなことも大切だなと改めて思うのでした。