だいぶ暖かくなってきたとはいえ朝晩は冷える佐久穂の暮らし。
こちらにやって来て感じるのは、時間がゆったりと流れるということ。
開校に向けてスケジュールは埋まっているのですが、妙なせわしなさは感じないのです。
朝から晩まで何かしら仕事をしているのですが不思議な感覚です。
何でなのかなって考えるのですが、きっとノイズが少ないからなんだろうと思います。
朝は鳥の鳴き声が聞こえるけれど、夜はシーンと静まりかえっています。
冬はラジオのスイッチをオンにしなければ何にも聞こえません。
もちろん、風が吹けば木々が揺れる音などが聞こえてきますが、基本は静寂の中…
街中にある様々なお店もせわしなさはありません。
ファーストフードなど、とりあえず早く食べ物を提供するようなところも少ない。
注文すれば時間をかけてゆっくりと出してくれる店が多い。
そして、何でも美味しい。
こういった感覚は、子どもの頃にあった街中の飲食店を思い出させてくれる。
入店してから、のんびりと提供を待つ。
厨房から調理をしている音がハッキリと聞こえてくる。
或いは目の前で調理をしている光景が見られる。
美味しい匂いが漂ってきてワクワクしながら待つ楽しみもある。
そして、お店の人たちの顔がちゃんと見える。
そんな飲食店が多いのです。
時間の流れが何だか都会とは違っていて懐かしい。
だから、暖炉の火のようにジンワリと暖かい感じがするのかな。
スケジュールだけみれば本当にタイトな日程ですが…
おかげさまで何とか動けているのも、佐久穂のおかげです。
明日も頑張ります。