日大アメフト部の話題がトップニュースに来るほど大事件になっています。
例のラフプレーは、本当に残念な行為です。
連日のようにテレビで見せられる子どもたちには、どう映っているのだろうか。
とても心配になります。
小学校では、体育を通して身体を動かす楽しさを味わってもらう。
いろんな競技に親しめるようにと、サッカー・野球・バスケットボールなどを体験。
25年前にはバレーボールが入ってきて他の各競技団体が普及促進をしてきました。
そして、今ではタグラグビーやフラッグフットボールも定着しています。
それはそれで並々ならない努力があってのこと。
タグラグビーでは、元ジャパンの選手が学校を回ってくれる。
フラッグフットボールでは、抽選ですが毎年のようにグッズ一式を無償提供している。
「フラッグフットボール楽しいよね。」
それが、大人になるにつれて「アメフトやってみようかな?」に変わる。
そんなことも期待されての動きがあるのです。
ですが、今回のような残念なプレーが横行していると思われたら大損失です。
実は、サッカーでもラフプレーが横行していた時代はあるのです。
30年ほど前のワールドカップの映像を見ればわかります。
マラドーナは、試合序盤から後ろからファウルを受けまくって何度も倒されます。
「そういうのはだめだろう。選手生命を脅かすプレーは一発退場。」
そんな風潮があって、いわゆるアフターファウルには厳罰が下るようになりました。
そして、必ず試合開始前に掲げられる「FAIR PLAY」と書かれた黄色いフラッグ。
そうやってサッカー界は取り組んできた。
サッカー界のみならずスポーツ界が発信してきた情報は、学校にも大きな影響を及ぼします。
フラッグフットボールは、タックルの代わりにフラッグを取ります。
タグラグビーも同じです。
日本ではマイナーだったラグビーやアメフトの普及にも大切な種目。
今回の一件が、イメージダウンにつながって小学校体育から敬遠されたら残念です。
フラッグフットボールは、めちゃくちゃ盛り上がりますから。
スポーツ界の皆さん、「FAIR PLAY」プリーズ!