教室では、毎日いろんなことが起こります。
そりゃそうですよね。
生身の人間がぶつかり合うんですから…
危険なことやいけないことは徹底的に叱る。
それ以外は教えるというよりも一緒に考えるスタイルを大切にしています。
何が起こっているのか、なぜそうなっているのか、どうやって改善するのか。
できる限り子どもたちに寄り添って整理していきます。
同じベンチに座って、同じ景色を見るような感覚で…
二つのベンチで正対したら、同じ景色は見えません。
どこが、どんなふうに見えているのかなんて分かるわけがありません。
大人バイアスというか…
経験から来る大人の勝手な思い込みが邪魔をするのです。
きっとこうなんだろうな?
と思って対処したら、根っこは全く違うところにあった。
きちんと子どもたちのことを把握できなかった。
そんな経験はボクにも山ほどあります。
いつ頃からでしょうか…
同じベンチに座る感覚で、子どもたちと話し始めました。
一緒に座ると子どもたちは、いろいろと話をしてくれるようになります。
結果的に解決方法を見つけるスピードが上がる。
答えは子どもたちの中にあるので、一緒に考えながらそれを明らかにしていく。
相手に寄り添うって難しいことだけれど、同じ視点になって考えるのことは大切です。
コミュニケーションに困っている先生たちには、ベンチで話すことをオススメします。