「え!もう1月が終わりなの?平成最後の1月はあっという間でしたね。」
朝からラジオDJがそう話していました。
たしかにあっという間すぎて私自身もビックリです。
平成最初の1月のことを思い出しました。
昭和天皇が亡くなって、国内全体が喪に服した平成の始まり。
小さなカラーテレビで国葬の中継を見て、正月明けの部活も静かにスタート。
当時大学生で武蔵小金井界隈に住んでいてバレーボールばかり追いかけていた日々。
卒業したら取り壊される予定の4畳半アパートで教師になると夢見ていた頃です。
まだ、バブル期で教員養成系の大学なのに4割しか教職には就かない。
勢いがあった証券会社は営業マンを探していて3月31日まで誘いがあったほどです。
その後、バブルは崩壊して株価も暴落…
民間企業へ身を置いていた友人たちにもリストラの風は吹き、その後、教師となった人も。
私自身は平成2年に大学を卒業してから長らく教育の世界へ身を置いています。
同時にバレーボールとサッカーの世界にも触れ続けて今に至っています。
平成が始まったときには想像もしていなかった現在の状況に自分自身が驚く朝。
まさか長野にやって来て学校を創設する仕事をするなんて信じられません。
2月と3月、あと2ヶ月で開校を迎えます。
クリスマスの認可から加速度を上げて準備が進んでいます。
なんせ初めてのことなので分からないこともたくさんあって、みんな大騒ぎ。
身体を大切にしながら乗り切っていった先には子どもたちとの新たな出会いがある。
これまで関わってくれていた、あるいは今も関わってくれている人たち。
さらに、これから関わってくれるであろう人たちと共に築く学校。
誰が欠けていてもだめで、それぞれの皆さんの力で創られている学校です。
きっと完成形もない。
ずっと生き物のように進化するのではないかと思います。
さあ、明日から2月。
暦の上では「立春」も迎えるので寒い中でも春を感じることができるでしょう。
笑いながら元気に過ごしたいなあ。