手にはスマホがあって便利な時代になった。
これさえあれば世界中の情報を収集できる。
ちょっと気が向いたら海外の友だちとも話せちゃう。
「え?うでどけいでしゃべれるの?おかあさん!あれ、ほしい…」
「バカねえ、あれはテレビのおはなしでしょ(笑)」
そんな幼少期を思い出した日曜日。
卒園式やら卒業式やら…
「ボクはどんな子だった?」
そんなことを思い出しながら現代の子どもたちを取り巻く環境を考える。
「なんでもあって便利だよねえ」
とても自由に生きられるはずが…
小中高生で自ら命を絶つ子たちや不登校の子どもたちは増加の一途。
なんだかおかしい。
「あ!やっぱりこれかな?」
情報はあふれているけれど、知らず知らずに自由とはかけ離れていく。
「情報を持っている者が生き残る」
それは太古の昔から変わらない。
でも…
「知らず知らずに偏った情報に囲まれている」
そうそう…
スマホの画面に次から次へと映し出される情報を疑うことを忘れる。
「しっかりと勉強して偏差値の高い学校に行こう!」
「有名大学へ進学して優良な大企業へ就職しよう!」
「貯金じゃなくて投資をして家を持ちましょう!」
そんなことを信じて気づいたら身動きが取れなくなっているなんてこともある。
たしかにボクらは社会を構成する一員だけれど…
どこかに縛り付けられていないだろうか。
「動物」
ボクらは動くことができる生き物だよね。
そりゃあ…
世界中を見渡すと動くことを許されない人たちもいるけれど…
幸運にもボクらの国では移動は自由なはずだ。
じゃあ…
何に縛られているのか…
子どもは養育者である親に縛られている可能性がある。
守られているのだったいいんだけどね。
大人だって組織に縛られることもあるから要注意だ。
身に覚えがある人も多いんじゃないかな。
でさ…
もっとも自分を縛るやつは誰かというと…
「自分」
そうそう…
意外と忘れがちなので伝えておくね。
世界は広いよ。
さあ、明日はどこへ行く?