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学校をつくるのはだれ?(くわさんぽin妙高市)

夏を思わせる暑い木曜日から気温が下がった上越地方。

朝から妙高市立新井南小学校を訪問させていただきました。

関わらせていただくのも3年目となりました(感謝)

イエナプランのエッセンスを取り入れてチャレンジを続ける公立小学校。

小規模特認校で児童数は55名。

教室に入って驚いたのはサークルベンチが用意されていたこと。

そして、今年は3学年がまざって学んでいる。

「おー!一気に来たなー!」

というのが第1印象です。

なんとも形容しがたい穏やかな空気が学校中を包んでいます。

1年生もいるのですが、すっかり馴染んでいるように見えてしまう。

まだ4月なのに…

昨年度から自由進度学習にも取り組んでいます。

すっかり慣れた様子で計画を立てている上学年の子どもたち。

とはいえ、困っている子もいるわけですがスッとサポートが入る。

それも先生の手を借りるのではなく子どもたち同士で。

「せんせーい!」

って叫ぶような子はいない。

困っていても子どもたち同士でなんとかしちゃう。

すっかり自分たちで選んで行動することを覚えた子どもたち。

もちろん、まだまだ伸びしろがあるので今後が楽しみです。

子どもたちの下校後は研修会でした。

一日を通して見えたことをフィードバックした後にワークショップへ。

まずはお互いを知るためにちょっとしたアイスブレイクことからスタート。

先生たちこそ「関係の質」を向上することが求められます。

(「関係の質」を取り上げている記事はこちら

和やかな雰囲気で本題へ。

今日のお題は自由進度学習、教師の在り方、学級経営。

まずは「自由進度学習の成果と課題」について付箋に書き出して対話。

なんでもオープンに思ったことを出し合うのが共通ルールです。

とにかく頭の中にあるものを、そのまま出してみる。

そこに出てきたものを、みんなで受け止める。

リスペクトを持って話し合うことが重要なのです。

出てきたことは今年度の課題になっていく。

一つひとつクリアしてほしいなって思います。

次の問いはこちら…

「自由進度学習の先にあるものは?」

そもそも…

「子どもたちが自由進度学習に取り組んでいるのはなぜか?」

ここで、お互いにズレがあることが分かります。

このズレが大切で…

すりあわせる部分もあれば、ズレたまま進むことも必要になることも

すりあわせる部分は「共有Vision」となり…

ズレている部分は「個人のVision」として残ることもある。

全体で共有されたVisionをベースにしながら、お互いの持ち味をプラスしていく。

そんなことに繋がるんです。

Visionが共有された後に学級経営についても対話。

「大切にしたいキーワードを3つ」

それぞれで考えてもらいました。

「そもそも、なんでやってるの?」話が広がり始めたところで終了。

先生たちの様子を見ていると全員が学校づくりに向き合っている。

それぞれの熱量を感じることができる。

実は…

こういう姿に至るのは、なかなか難しいもの。

そこには「学校をつくるのはだれ?」の答えが確かにありました。

それは…

子ども、保護者、教職員、地域の人たち、学校に関わる全ての皆さんです!

一人ひとりが学校のデザイナーなんですね。

次回は7月の訪問を予定していますが、ワクワクがとまりません。

ありがとうございました。

桑原 昌之

スポーツ、教育、暮らし&まちづくりなど自由気ままに。
教育研究家・秦野市議会議員
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