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地域の学校を存続させるには

ひとつとして同じ学校はないのだから

今年初の研修講座は野麦峠の麓、とうじそうば発祥の地で名が知られる奈川へ。

標高1100m付近にある学校には小学生10名、中学生11名が通学しています。

昭和23年から小中学校が併設されている山間の学校。

就学前の子どもたちがまだいるとはいえ存続には課題を抱えています。

同じような学校は全国各地にあります。

学校が相次いで閉校し統廃合されているのです。

少子化が進み学校は更に消えていくことになる。

「地域に学校がない」

ということは子育て世代の皆さんは地域から転出を余儀なくされる。

若い世代がいなくなると、地域の共同作業も人手が足りなくなります。

地域に残るのは高齢者ばかりになり、やがて人はいなくなる。

これは地方だけの話ではなく…

大都市近郊でもこれからの10年で更に深刻度を増すはずです。

「なんとかしたいけど、もう無理だよ。時代だから仕方ないよ」

そんな声をよく耳にします。

学校を存続させるということは簡単なことではありませんが…

そこに通う子どもたちがいる限り知恵を絞ってなんとかしたい。

学校を多機能化させるとか…

アイデアはあれこれとありますが、それはまたの機会に書こうと思います。

今年もさまざまな地域に出かけ、学校の在り方を考える年になりそうです。

ご縁に感謝いたします。