まだまだ朝は寒い丹沢・大山の麓。
日の出時刻も早くなり、程よい時間に散歩に出かけることができるように。
まだまだ枝ばかりが見える林を見上げると鳥たちが元気に舞っている。
「春が来るぞー!」
と嬉しい気分で歩を進めます。
いろんなものが目に留まる。
「あれ?あんなところに梅の花があったんだな」
「おー!河津桜も満開が近いぞ!」
「あ!ここにもオオイヌノフグリがあるなあ」
春へと向かう自然界の姿…
そういえばボクは梅の花の地下がどうなっているのかを知りません。
もちろん河津桜の根っこがどんなふうに伸びているのかも知らない。
オオイヌノフグリの地下の様子も分からない。
「どうなってるのかなあ?」
って考えてみる。
さて…
教室にいる子どもたちもいろんな姿を見せくれます。
いつも元気に笑顔があふれる子、いつも冷静に過ごしている子。
自ら学ぶことにチャレンジする子、友だちと楽しそうに学ぶ子。
ボール遊びが好きな子、折り紙が好きな子。
そりゃあもう様々で…
見えている部分で評価しがちなんですよね。
でも…
見えていないところで何を感じて考えているのか。
うまくいかない背景には何があるのだろうか。
さまざまな角度から推測する必要があるのです。
心に余裕がないと見えないところに思いが及ばないもの…
残り1ヶ月ほどで3学期もおしまい。
どこまで見えるか、どこまで思いを寄せることができるか。
ボクなりの全力を尽くしたいと思います。