子どもたちの興味関心はそれぞれです。
読書が好きな子は、本を誇らしげに読んでいます。
計算が好きな子は、問題を解く鉛筆のスピードが違う。
走るのが好きな子は、グランドに飛び出すと元気に走り回る。
それなのに授業ってやつは、みんなで同じねらいを目指していかなければなりません。
単元にねらいがあり、1時間にもねらいがあります。
みんなで同じ山を目指して、同じルートで歩調を合わせて登り始めるのが一斉授業かな。
いつの頃からか…
そんな一斉授業に違和感があって悩んでいたら、ヒントはスポーツの現場にありました。
それぞれのプレースタイルがあっていい。
サッカーで例えると…
ドリブルが好きな子は、何人もの相手を抜くのが楽しそう。
パスが好きな子は、キラーパスが通ると嬉しそう。
シュートが好きな子は、どこから打ってもニコニコしている。
同じサッカーをしているのに、自分のスタイルを大切にして楽しんでいるのです。
授業だって同じなんじゃない?
そんなことを思っているうちに、子どもたちのペースを大切にするようになりました。
特に算数では、単元を何時間でやるかだけを決めて子どもたちが自分のペースで学んでいます。
勝手に学ぶと言ったら言い過ぎかもしれませんが、ほんとにそんな感じ。
効果は出てるのか?
得意な子は、苦手な子に教えてあげることで自分の力がパワーアップします。
苦手な子は、全く興味を示さなかったのに少しでも点を取りたいと頑張り始めます。
テストが終わって…
「できるところまでは頑張ってみたよ!」
なんて言ってニコニコしながら答案を持ってくる。
何も100点を目指さなくてもいい。
もちろん、100点を取れたら嬉しいけれど得意不得意はありますから…
「学ぶって楽しいじゃん!」
そんなふうに思って小学校を卒業してもらいたい。
そもそも学ぶのは楽しいことなんだから…
だからこそ、子どもたちの興味関心を大切にしながら進めたいと思っています。
みんなで同じ山を目指してるけど、それぞれのルートや登り方があるのがボクの授業。
まあ、はちゃめちゃな授業かもしれませんけどね。
ボクは、みんなで学ぶスタイルが大切だと信じています。
Enjoy Study.