スッキリとした青空に包まれた丹沢・大山の麓。
市役所の屋上からは見事な富士山が見えます。
こんな景色が見られるのも秦野の魅力。
これだけなら最高なのですが、スギ花粉の飛散が悩ましい季節です。
「スギ花粉は樹齢30年を超えると飛散量が増える」
そんな話を聞きました。
「本来ならば木材として使われるはずの杉が切られないですもんね」
「もう少し伐採とかできないもんですかね」
「林業も衰退していますから難しいですよね」
なんて会話も…
「伐採すればいいのでは?」「国産材を活用すれば?」
と短絡的に考えてしまいますが、そう簡単ではないようです。
困ったもんです。
林野庁のページにはこんなことが書かれています。
Q7:スギ花粉をなくすために、日本中のスギを伐採すればよいのではないですか。
花粉を大量に飛ばすスギ人工林を伐採することは、花粉発生源対策の大きな柱の一つです。
森林・林業とスギ・ヒノキ花粉に関するQ&A:林野庁
ただし、伐採した後は花粉の少ない苗木を植えるなどして、きちんと森林に戻していかなければ(はげ山のままでは)、水害や山地崩壊などの原因にもなりかねませんし、伐った木材は、建築用材などとして有効に利用することも重要です。
急激に伐採しても、こうしたことを確保していくことは難しい面があることから、計画的に伐採を進め、計画的に植林することや、伐った木が有効に利用されるよう、木材の需要を拡大することも必要です。
国民の約4割が罹患しているというスギ花粉症。
しばらくは辛い時期が続きそうです。
なんとかならないものでしょうかね。