今日も茂来山は見えません。
まだまだ梅雨空の大日向の朝を迎えています。
東北では最上川が氾濫という心配なニュースも飛び込んできました。
また大雨か…
さて、今日はウワミズザクラが色づいた話です。
春になって毎日のように通る場所に咲いていた奇妙な花。
気になって調べてみたら「ウワミズザクラ」というらしい。
この花、甘い香りがするもんですから虫たちに大人気でした。
その後、少しずつ実がついてきたのが6月。
毎日、気にして見るようになって学びがありました。
小さな変化に気づくようになったのです。
そして、いろいろ考えた。
そうそう、この実、食べられるってことがわかりました。
なんでも我が家のルーツでもある新潟では売られているらしい。
じゃあ、やってみよう!
ということで塩漬けにチャレンジ。
今も冷蔵庫にありますが、たしかに香りは杏仁豆腐のようです。
「杏仁子の塩漬け」は見事に完成。
時々、酒のつまみとしていただいています。
そして日を追うごとに果実は色づき始めます。
なんとなく記憶の中では、もう少し先だと思っていたのですが…
ちゃんと実が赤くなってきています。
桑の実と同じくらいに黒っぽく色づいたものは甘い。
そんなこともあって虫たちがついています。
梅雨が長いこともあって熟し切らないものが多いかなという感じ。
それでも、ちゃんと熟していくわけですからたいしたもんです。
「今年はだめかもね」
なんて諦め欠けている自分がいましたが…
「いやいやそんなことはない。ボクらはボクらなりに成熟するぜ!」
そんなことを言われているような気がして恥ずかしくなりました。
「そうだよね。ちゃんと熟すから、信じて待つことにするね」
これって、組織が成熟するとか、子どもたちが成長するとかと同じ。
大切なことは「信じて待つ」
あわてず、じっくりとやっていこうと思います。