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歩くほどに未知との遭遇

Catalpa bignonioides in UK

教員時代、日頃から教室やグランドを歩き回るのが仕事でした。

特に終盤の10年は黒板の前にもいることは稀。

「いつも黒板の前にいませんね」

「ちゃんと授業してるんですか?」

なんてことを言われるのは毎度のことでした。

一人でふらっと旅に出るなんてこともある。

ご縁をいただいた土地へ行くときも可能な限り町中を歩く。

「え?なにこれ?」

と不思議なものに出会うことばかり。

気になることは画像に収めて後で調べてみる。

その土地の歴史を学ぶことで更に面白さが拡大する。

今、目にしているものは全て人類が長い歴史を紡いできた証。

いったいボクら人類は何処へ向かうのか。

デジタル化の進展は何をもたらすのか。

謎だらけです。

歩けば歩くほどに未知との遭遇があり自分の無知に気づかされる。

何が良いとか悪いとか…

それぞれの価値基準があるかと思います。

自分たちと同じ場所にいるのに、全く別世界に見えていることもあるでしょう。

世界には誰ひとりとして同じ人はいない。

ご縁はあれど全ての人たちが他人だということを自覚したい。

そして…

一人ひとりの物語を大切にしたい。

「ちょっと荷物を見ていてくれないか?」

と言って席を立つ何処の国から来たのか分からない男性。

ひたすらチェックイン開始の時間を待つ世界各国の人々。

彼らの人生の旅路も世界のどこかで続くんですよね。

そして…

人生という名のボールは転がり続ける。

P.S.
我が家のサッカーボーイズ3号がクラス英国から帰国。
6日間でしたが脳みそをひっくり返されました。
滞在記を書くには暫く時間がかかりそうです。