茶色のシマウマ、世界を変える。
日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語
学校設立の経緯も興味深いけれど…
リーダーシップとは何かを考えさせられる内容でもあります。
たしかに人は感情の動物だから正論だけでは動きません。
本当に人のために利他的に動くということは簡単ではないのです。
自分の信念をもって、自分の力は人々の幸福のために使う。
権威は人のために使うんもんだぞ!
ボクが教育委員会にいた頃、尊敬する当時の教育長からいただいた言葉です。
世のため人のためと言いつつ、自分の利益や名声を得ようとする人たちと出会います。
子どもたちのためと言いつつ、主役が自分になる先生やスポーツ指導者も然り。
それは何か違うよな…
ボクの中では、尊敬できる人とできない人はこの点で真っ二つに分かれます。
お世話になっている経営者や先生、スポーツ指導者の皆さんにも私利私欲はあるでしょう。
でも、ホントに凄いと感じる人たちは極めて私利私欲がないように見える。
誰が主役か理解しているのです。
ここで登場する小林さんも尊敬できる人のようです。
何よりも情熱がある。
人は理屈ではなく感情で動く。
そのために何をしたいのか、何が必要かを理路整然と説明できる。
自分でも動くし、多くの人に協力もしてもらう。
リーダーとは、一人の力ではとても成し遂げられないひとつの夢や目標を実現する人
学校の先生もスポーツ指導者も、こういうリーダーでありたいものです。
いい刺激をもらいました。