学校の近くには東西南北に登る高圧線の鉄塔が数多くあります。
長い歴史の中では存在しなかった光景だと思います。
ここには、丹沢・大山を背にして田畑、あるいは原野が広がっていたことでしょう。
子どもたちにとっては当たり前の光景…
今となっては電気のない生活なんて考えられません。
時折、この高圧線で作業をする人たちを見ることができます。
寒空の中で電気を守る人たちがいるのです。
こういった人たちにも支えられて生きているのです。
スイッチを押せば灯りがついて、コンセントに挿せばスマホの充電もできる。
当たり前のようですが、当たり前じゃない。
いつの頃からか…
いや、昔から同じなのか…
人々は、見えているところだけで他人を非難して徹底的に叩いてしまう。
メディアは手のひらを返してキャンペーンのようにバッシングを行う。
本当か嘘かも分からないのに憶測でモノを言う。
私たちの目の前にある本当のことは大切にされずに…
震災後の電力会社に対するバッシングもそうでした。
そこで頑張ってきた人々の真実の姿は大切にされない。
人にはそれぞれの事情があるのです。
子どもたちだって同じです。
いろんな背景を背負って生きている。
当たり前のように登校してくるのだって奇跡です。
「普通は…」
「一般的には…」
誰もが同じだと安心で誰かと違うと不安になる。
それは理解できるけれど、人生は人それぞれです。
「その道は正しくて、そっちの道は間違っている。」
それは、その人が決めることであってボクらが決めることじゃない。
人にはそれぞれ、その人にとっての正解がある。
ボクは…
ボク自身の小さな頭の中に子どもたちを押し込めることなんてしたくないのです。
他人の人生を背負うことなんてできないんですから。
ありのままの自分でより自分らしく<自由>に生きていくことを大切に!
Good Luck.