小さな子どもたちは、興味のあるものを見つけると追いかけ回します。
「これなに?」って疑問を持ちながら、いじりまわすものです。
多彩なカラーペンがあったら書きたくなるし、ボールがあったらとりあえず蹴っとく。
本があればページをめくるし、食べられそうなものは口に入れてみる。
それが子どもです。
放っておけばいろんなことをやる。
そんな子どもたちを、ついつい大人はコントロールしてしまうものです。
「ペンはちゃんと持ちましょう。」
「本はきちんと読みましょう。」
「食べ物はよく噛んで食べましょう。」
ほとんどの言葉は、子どもたちにとっては余計なお世話です。
もちろん、命に関わるような危ないこと、誰かを傷つける行為は叱らなければいけません。
大人たちは、自分のイメージしたままに子どもたちが動くと安心します。
反対に、想定外の動きがあると怒ります。
「ちゃんとやりなさい!」って…
時には偉そうに、こんなことも言います。
「あなたのために言ってるんだよ。」
完全に自分の意に反しているから怒っているだけなのに…
そんな大人ばかりだと、子どもたちはチャレンジしなくなります。
小さいうちから地位を守るだけ、権利だけを主張する人になってしまうのです。
学校というところは、失敗をしていいところなんです。
やってみる→失敗する→考える→再びやってみる
本来は、この繰り返しが保障されている場所です。
ところが、失敗を笑うような文化がある残念な教室もある。
失敗ってのは、何かにチャレンジしているから起きるものです。
チャレンジしない人は、失敗という貴重な体験ができません。
小さな子どもたちが持っている好奇心を奪ってはなりません。
成長する過程で自分なりの判断が求められ場面に遭遇します。
自分の道は、自分で選ばなければならないのです。
人生の選択というものは、全て自己責任ですから…
子どもたちだって、自分自身で道を切り開いていくのです。
だからこそ、学校は子どもたち一人ひとりのチャレンジを保障しなくてはなりません。
チャレンジを育むのが学校だ!
ということを胸に刻んでおきましょう。
Challenge! Respect! Smile!