昨夜はゴーッと風が強く吹いていた。
時折、「ゴン」と何かがぶつかる音が遠くから聞こえていた。
朝になってカーテンを開けると雪が降っていて驚いた。
インターネットで聴いているJ-WAVEでは「キラキラの朝」と言っていたのに。
ここは寒いけれど関東の天気に近い。
だから快晴だと思っていたのに雪だった。
でも、西の方角をみると薄らと青空がのぞいている。
「これは晴れてくるな」
なんて思って学校へ向かうと東の空も青空が見えていた。
雪が降るとボクは竹ぼうきを持って子どもたちを迎える。
通路に積もった雪を掃きながら「おはよー!」
「今日はなにまーん?」
「昨日のおひるごはんで肉まん出たから肉まんだな」
「ギャハハ!」
なんて感じで子どもたちは玄関へと向かう。
池の氷にも雪が積もっているけれど、ここのところの温かさで薄い。
「乗ると危ないぞー!」
なんてことを代弁してくれる子どもたちがいる。
毎日のように観察している子たちにはかなわない。
そうそう、今日のおひるごはんには鯉が出た。
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佐久でも鯉はよく食べられる。
ボクの父方のルーツである新潟県津南町でも鯉を食べる。
それもそのはずで千曲川は津南町から信濃川と名前を変える。
学校の近くを流れる抜井川の水も父の実家近くを流れるのだ。
ということで馴染み深い鯉料理。
コイ(鯉)
海がない信州では、昔から鯉が貴重な動物性たんぱく源の食材として、祭礼や祝儀の膳に重用されてきました。特に千曲川の上流に位置する佐久地域では、遡上するサケの漁獲も少なく、鯉の養殖が普及したと言われています。八ヶ岳山麓に湧き出す冷たい伏流水で養殖された「佐久鯉」は、身が締まり泥臭さが少なく、特に美味しいと評判で、長野県内のみならず全国に出荷されいます。
信州人でも、高級な鯉は滅多に食べることができません。正月や冠婚葬祭など、限られた会席の膳でいただける、貴重な郷土料理です。甘露煮やうま煮、洗い(刺身)、鯉こく、塩焼きなど、土地土地でよく食べられている鯉料理は、地域によって様々です。「長野県」の郷土料理一覧 - 【郷土料理ものがたり】「長野県」の郷土料理を紹介します。
そういえば御祝い事などの宴席では必ず鯉が出るよね。
「子どもが産まれると鯉を食べなさいって言われたんですよ」
と食堂のスタッフさんが教えてくれた。
「母乳がよく出るからと母に言われて…」
なるほど、そんなこともあるんだなあ。
信州の食について、子どもたちと一緒に学べたら楽しいよね。